内容説明
ようこそ、知の広場(アゴラ)へ ― 分野横断的な知としての哲学を標榜、哲学の内部に閉じこもる研究スタイルを打破し、他分野の研究者や市民との知的交流を目指して、2008年秋に設立された応用哲学会。その中心的メンバーや大会シンポジウムの登壇者が、「応用哲学とは何か」「応用哲学は現代社会でどのような役割を果たしうるのか」等について縦横無尽かつ自由闊達に論じたマニフェスト集。座談会「ポスト3.11の応用哲学」も収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オランジーナ@
2
哲学を、応用することが少しわかったかな2023/03/25
greenman
2
現代日本で哲学というとなにか高尚な学問の感じがするけれど実際には何も役に立たないと思われている分野だ。実際に哲学科で行われているのは過去の哲学者の文献を読んで解釈するのが主流で、専門用語やレトリックを使って内向きになっているのが現状みたいだ。本書の応用哲学とは現在の哲学に対する無力さからなんとか脱却しようとする試みであり、なおかつ哲学を様々な現場で活躍する専門家とつなげようともしている。ただし一歩踏み間違えるとただのバラバラな集団になるという危険性もあるけど、この応用哲学が様々な人や関係につながってほしい2012/06/23
-
- 電子書籍
- 思い出食堂 別館(22) ぐる漫