内容説明
「オレ」は喧嘩の達人の中学3年生。 今日の決闘の舞台は、東京都下SM市にあるSM城の十万石城址、相手は雇われたプロ喧嘩屋2人組ということで、少々分が悪い。そこで「オレ」は退散し城跡の武器庫にうまく逃げ込む。 とそこには、なぜか同じ中学の同級生たちが3人。そのうちの一人、丹野が口を開いた。「ここにはSM一族が貯めこんだ時価数千億円の埋蔵金が隠されているんだ」 そのときからオレ達の宝探しが始まった!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
14番
2
ミステリー要素は皆無。ただ素直に楽しめる。この作者の作品としては意外な作風にも思えるけれど、伝奇モノからエロ要素を抜いて、アツい要素を拡大したと思えば納得できる。登場人物も熱血漢の主人公に、優等生、イケメン、セレブ美少女、と書くとテンプレのように見えるけれど、影夢流というハッタリが良い具合に効いているし、ヒロインもいわゆる量産型&キモオタ向けにならない具合のバランスが保たれている。ラストも彼らの聡明さが生きて好感触。子供の頃、映画「グーニーズ」が好きだったような人には文句なしでお勧め!2015/07/30
hime.
0
中学生が体験する命がけの冒険。蛇の怪物との戦いがもう、ドキドキものだった。こういう本って、宝物に実は価値がなかったとか、大人が没収したとかっていうオチがつくことが多いのだけれど、ちゃんと子どもたち自身のものになったようで、そこがすごく良かった。あれだけ頑張ったのだもの! 面白かった~!2012/08/11
ryoku
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中学生が城に隠された財宝を探す話。アクションあり、ギミックありで楽しい。でも主人公達が中学生に見えない(^^;)2012/05/16
ちゅるふ
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「裏鬼門」なみに便利だな、影夢流。あと、ばーちゃんには「一条流薙刀」と戦っていただきたい、せひとも。2012/05/11
sezmar
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八頭&ゆきの活躍と頭の中で被った。トレジャーハンターのノリで楽しめる。2012/05/09