内容説明
せっかくの青春時代を、ただなんとなく消化してしまっていた高校二年生・坂本龍麿は、天才ゲームクリエイターと呼ばれるスーパー女子高生・頼長仁呼と出会い、彼女の刺激を受けてゲーム開発の道を進み始める。
とはいえ、龍麿には何の知識もスキルもない。
おまけに、ニコちゃんは確かに天才だけれど、性格にはかなり問題あり。
「ゲームは宇宙よ!」などと語る彼女の作るゲームには、とんでもない秘密が隠されていた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リンラオ
3
ゲーム制作に悪戦苦闘する話かと思いきや、主人公がゲーム業界をのぞき見る話。ヒロインはチート、主人公はヘタレの上に棚ぼた的に何故か声優とか、あまりにも展開が突飛で強引。実際主人公はゲーム制作何もしないし。世の中そんなに甘いのかよ、という感じ。とにかく主人公に感情移入できず、ちっとも共感を覚えない。というか、ここまでヘタレだと共感したくない。作者はゲームシナリオライターだそうですが、現在のゲーム業界の凋落を図らずも自らで体現しているかのようなお話でした。2012/07/08
KUWAGATA
2
地雷と知りつつ読んだら本当に地雷だった。一応、小説としての体裁はそこそこ整っているだけに、肝心の内容のダメさ加減が余計に際立っていたような印象。最後にバタバタと登場する二人は、まさに機械仕掛けの神様。ご都合主義をフル回転させても強引な印象を免れないのはある意味すごいと思いました。もう少しゲーム制作の現場に踏み込んだ描写があれば、まだ少しは需要があったかもしれません。ゲームシナリオライターの手による作品らしいですが、全くの門外漢でも書けてしまう程度というのがなんだか泣けた。2013/10/05
nawade
2
★★☆☆☆ タイトルから誤解を受けそうですが、作るのは美少女ゲーではなく一般ゲーです。シェンムーやエルシャダイのシナリオライターが書いているのですがゲームとしてはそのズレたところがウケたかもしれないが、こうして一冊の読み物となってしまうと微妙。そもそもゲーム作ってねーし。ということで、ゲーム製作の楽しさを求めて読むと期待外れとなるでしょう。ヒロインの裏設定もいらなかった。中年ギャグで大受けした自分はもう駄目だな。2012/05/02
tegege
1
どっか落ち着いた印象あるラブコメ。まあ、面白かった。2013/01/10
kont
1
学園ゲーム作成モノ。なんかこういうのばっかりだなあ。2012/05/30