ファミ通文庫 明智少年のこじつけ2

著者名：道端さっと【著者】/春日歩【イラスト】

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784047279896

内容説明

「見えましたわよ、事件の真相が！」そうのたまう金髪のお嬢様、金田乃恵瑠。数日前に転校してきた金田は、京太郎たちの妙なテンションにすんなり馴染んでナチュラルに推理合戦を繰り広げるようになっていた。だけど何でコイツ、やたらとオレたちの昔の話を聞きたがるんだ……？　そんな金田と京太郎が提案したのは、夏休みの旅行計画、宿泊先は豪華な洋館――っておい、これマジで事件が起こってねぇか!?　その場しのぎのＮＥＯ的ミステリー、夏満喫の第二巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[シュエパイ]

しれっと転校生を加えて、ある閉ざされ・・・てないか、まぁとにかく山荘でのミステリーツアー！犯人はやっぱりこの中にいる！っと。あぁ、でも今回はちゃんと真犯人がいた(笑)あとこれ、途中の章タイトルが落ちをばらしてるけどいいのかｗまぁ、わかりきったら流れだからいいんだろうなぁｗ

2012/05/22

[６だ]

一巻目があれだと続編無理だろと思ったが新キャラ投入＆過去話挿入＆まともなミステリ要素増量で巧い事乗り切った感じ。ドタバタ要素も相変わらずな方向性で読む人を選ぶ作風は健在。個人的には好物だが万人向けではなく、真面目なミステリ好きにもより薦め難くなった気もする。最終章、真犯人の暴露には某弁当箱ミステリを思い浮かべた。せっかくだから京ちゃんに黒い着流し着せて「侃！」と口SEでもさせて「あなたが蜘蛛だったのですね」とか言わせて欲しかった（というかその絵が思い浮かんだ）が、京ちゃん和風は好みじゃないんだろうか。

2012/07/10

[goh]

一巻と比べると推理要素が多く含まれてる気がする。それに今回の場合一冊で１つの物語だったから物語として楽しめた。各章で簡潔じゃないから無理矢理こじつけてるわけでもないし時々こじつけになってるのが楽しめたとこなんじゃないかなと思う。三巻にも期待です！

2012/05/20

[ころん]

京太郎達のクラスに転入してきた、金髪でお嬢様な乃恵瑠。あっという間に仲良くなり、いつしか京太郎と推理合戦を繰り広げるほどに。乃恵瑠が夏休みの旅行を提案するが、行き先はいかにもな洋館だった。あれ、意外と普通にミステリしてる…？推理してる…？と思わせておいて、最後の種明かしには思わず脱力。うん、このシリーズに本格的なものは求めてないけどさ…あの挿絵、良い表情してるわー。やられたなぁ。京太郎のハチャメチャさが面白かったのに、乃恵瑠に食われ気味だったのが残念。次は京太郎大活躍(?)だといいな。

2012/05/03

[Hail2U]

一巻よりもよくなってる。一巻はカオスなＳＳ集といった印象かつキャラも微妙で好意を持てないのが揃いまくっていたけど今回はそれらを払拭して新しく作り直したといった印象。明智のこじつけも一回小林を犯人にしないと調子が出ないと理由をつけてマイルドになっているし（出ても出なくても一緒だけど）、普通の登場人物が多く出てきたおかげでちょっとしたミステリーにもできている。何よりノエルちゃんがいいね。昔は男だと思っていたけど本当はめっちゃ可愛い女の子でしたというパターンはギャップ萌えの様式美です。7/10点　パワーＵＰ成功

2014/04/06