大山倍達の遺言

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大山倍達の遺言

  • 著者名:小島一志【著】/塚本佳子【著】
  • 価格 ¥1,936(本体¥1,760)
  • 新潮社(2012/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103014522

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内容説明

総裁・大山倍達の死後、散り散りに割れた世界最大の実戦空手団体「極真会館」。関係者たちの膨大な証言をもとに、その分裂騒動のすべてを明らかに! 衝撃の真実が次々と浮かび上がる……。全空手関係者&格闘技ファンの度肝を抜く、超大作ノンフィクション完成。稀代の空手家の遺志は、いかにして踏みにじられたのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおとろ

7
☆☆☆☆2024/03/14

半木 糺

3
一時代を築いた極真会館がいかに内部崩壊し分裂していったか、を記した書物。総分量520頁超と、ボリュームそのものは圧倒的だが、内容に関しては疑問符をつけざるを得ないものになっている。というのも、個々の人間の会議や密室での発言が多数記されているが、音声記録や議事録といったものの引用ではなく、それらすべてが著者の類推と創作になっているからである。また、巻末に参考文献の一覧すら附されていない。調べてみるとこの人物、格闘技界では悪い意味で有名なライターらしく、山師的な扱いを受けている模様である。なるほどと納得した。2015/03/05

マッキー

3
極真がこんなことになってたなんて・・・三派に分かれたところまでしか知らなくて、知りたいなあと軽い気持ちで読んでみたら、まるで仁義なき戦いと変わらない。いやそれ以上に愛憎、嫉妬など多くの感情も絡みあいものすごく濃い昼ドラみたいなことになっている。2012/10/06

kuwagata

3
前作「大山倍達正伝」に続いて今回も520頁超のぶっとさ。前作は大山の真の生涯を描いた傑作ドキュメントだったが、本作は大山死後の極真会館の大分裂騒動を追ったドキュメント大作である。この騒動については、当時、格闘技雑誌などで断片的に目にしていたものの、真相がよく分からないまま私の中では風化してしまっていたのが、本作によって事実関係がよく整理できたような気がする。「空手バカ一代」を読んで極真ファンになった世代にとっては非常に複雑な気分にさせられる一冊。2012/05/06

みむら しんじ

2
「僕が死んだら極真会館は分裂するよ」そう言い遺して大山倍達は逝ってしまった。果たしてそも教え子たちはまさに、血で血を洗うかのごとく法廷闘争の限りを尽くして骨肉の争いを拡げた。「王が死ねば国は滅ぶのよ。王が強ければ強いほど、国は混乱するのよ」この倍達の兄が看破したとおりの想像を絶する争いの歴史が事細かに記載された一級の資料。莫大な資料とあまた多くの関係者による取材から興奮の一冊。相当なエネルギーを掛けて読了。2012/10/07

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