雪まんま

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雪まんま

  • 著者名:あべ美佳
  • 価格 ¥1,361(本体¥1,238)
  • NHK出版(2012/08発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140056196
  • NDC分類:913.6

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内容説明

日本農業新聞に連載され、大きな反響を呼んだ小説。宮城県を舞台に、震災直後の避難所での炊き出しがきっかけとなって、女性主人公が地域に根ざした米作りに奮闘努力していく姿を、人々の絆やラブストーリーを背景に絡めながら感動的に描く、東北、そして日本の未来への応援歌。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

46
旅の途中、車窓から眺める水田の美しさに魅了されているので、荒れた田んぼや里山に心痛んでいました。そんな気持ちは、地元の人にとっては傲慢だったのでしょうか。都会で育った私には本当の農家の大変さは分からないのですが、ゆきさんの先を考えずに猪突猛進に突っ走る姿勢にハラハラしました。お祖父さんと一緒に農家の仕事を地道にやってみてからの決意だったら応援しますが、おとうさんが反対する気持ちもわかるような気がしました。私は山根先生の頑張りにエールを送りたいです。2016/06/30

はる

43
震災をきっかけに教師の道をあきらめ、実家の田んぼで米作りを始めた女性の物語。一生懸命だけれど農業については素人の主人公が、周囲の人たちに励まされながら少しづつ成長していきます。上手く行き過ぎな感じもしますが、爽やかで楽しめました。祖父と祖母がとても愛らしくて好き。誉田哲也さんの「幸せの条件」や原田マハさんの「生きるぼくら」を思い出しました。美味しいおにぎりが食べたくなります。ただ、表紙の絵はちょっと合ってないですね…。2016/06/25

なっく

38
この4月から農業界に転職した身としては、日本農業新聞に連載された本作は是非読まねば!と。著者は山形県の農家生まれだけあって、日本の農業(特に米)の課題を的確にとらえ、明るく、しかし綺麗ごとでもなく、前向きな話として仕上がっていて、とても勉強になる。農業、これほど生活に密着した業界はない。しかし残念ながら産業として見ると、製造業とかにはには色んな意味で追いついていない。なんとか盛り上げたいな!2021/09/12

穏やか本好きなったんゆーたん

15
雪は大好きだし、表紙の憎めない絵にひかれ、前評判なしに見つけた良本です。映像で見たいけど、震災の残酷さはもう見たくないし、文章が優しいです。虫が嫌で農業の話は心配でしたが大丈夫でした。でも小説家って誰か殺さなきゃ気がすまないんだな…。被災した人も100%気持ちよくよめる本て、無いなあ。しつこく全部書いてる本です(笑)2013/02/27

たらこりっぷ

10
田んぼで米作りしても儲からない。そこに立ち向かおうとする若い女性。ストーリとしては理解できましたが、現実はもっともっと厳しいのではないだろうかと新たな疑問がわいてきます。日本人にとって米は特別な存在だと多くの人が口にしますが、ならばその米を大切にしているのでしょうか。普段あまりにも何気なく食べている米のことを見つめ直すきっかけになりました。2012/05/06

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