内容説明
かつて警視庁組織犯罪対策部に属していた影野竜司。彼はある事件で相棒と愛する妻、娘を失い表社会から姿を消した――。十年後、竜司は闇社会で“もぐら”と恐れられるようになる。警察には相談できぬ事件を請け負い、暴力を厭わず、超法規的に過激な手段で解決するトラブルシューターとして。悪を憎む孤独なヒーロー、ここに誕生! シリーズ第一弾。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サム・ミイラ
211
こ、これは凄い!あり得ないけど面白すぎ!こんな小説を待ってました。とにかく全編バイオレンスの嵐!もうダイハードも96時間も真っ青の暴れっぷり。でも意外にしっかりストーリーも作り込まれていてあっという間に読了。ほんとハリウッドのアクション映画を観たような気になる傑作です。しかし強すぎでしょ竜司さん。悪人とはいえこんだけ殺しといて刑が軽すぎる気もする。何回死刑になっても足んないや(笑)2015/02/20
しんたろー
153
矢月秀作さん初読み。完全にアクション劇画の世界、もしくはB級アクション映画の世界だった。無敵の主人公が悪党を相手に暴れまくる姿はスカッとするが、暴力描写と性描写も多いので「きっと女性受けはしないだろうなー」と思いつつ、一日かからずに読み終えた。それなりのストーリー展開で飽きずに読めるが、ビックリするような意外性もない。時にはこういう本も楽しいが、人に勧めはしない。蛇足だが、本作をハードボイルドと勘違いしている人が多いのが残念。2017/08/26
おしゃべりメガネ
137
ハチャメチャバイオレンスシリーズです。とにかく展開とキャラがものすごい!色んな意味でぶっ飛んでいる作品です。よく書店に平積みされているのをみて「そんなに面白いのかなぁ」と正直、半信半疑で手にとって読み始めましたが、その独特な世界観にあまりにも魅了され、シリーズイッキ読みしてしまいました。悪い意味ではなく、細かい部分はツッコミどころ満載?なので、繊細かつ、ち密なミステリーや警察小説を望んでいる方は、若干あわないのではないかと思われます。移動時間などにスラスラと読めるストレスフリーな作品と思われます。2013/01/26
紫 綺
108
バリバリの爽快バイオレンスアクション!元警視庁組対のトラブルシューター影野竜司、通称「もぐら」がヤクの新興組織を相手に、シュワちゃん並に暴れまくる。彼の正義感に胸が熱くなる。2012/12/09
大地
87
もぐらシリーズ一作目。初めての矢月秀作作品。悪を憎むトラブルシューターもぐらこと影野竜司。それにしても竜司が強い。そして、悪を躊躇なく殺しまくる・・。ちょっとやりすぎやろ!と思うところもあったが、勧善懲悪でスカッとする。最後の展開は、予想外だった。リズムよくストーリーが展開されていき、一気読みでした。早速続編も読みます。2014/03/17