集英社文庫<br> 桐島、部活やめるってよ

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集英社文庫
桐島、部活やめるってよ

  • 著者名:朝井リョウ【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2016/02発売)
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  • ISBN:9784087468175

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内容説明

映画化大ヒット小説! きっかけは、キャプテンの桐島が突然バレー部をやめたことだった。そこから波紋が広がっていく。地方の県立高校のバレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部、野球部――。それぞれの部活で、教室で、グラウンドで、5つの物語がリンクする。彼らがそれぞれ抱える問題は? 桐島はなぜ部活をやめたのか? 第22回小説すばる新人賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

1498
著者19歳の作品。高校2年生を描いているので、著者自身にとってもわずかに2年前の出来事だ。物語の舞台となっているのは、朝井リョウの出身校、大垣北高校だろう。使われているのも、近畿地方の方言と、中部地方のそれとが混在するような言葉だ。会話を含めて、おそらくは当時の高校生の「リアル」な姿が活写されていると思われる。あるいは、明確なヒエラルキーを持ったスクールカーストが描かれた最初期の小説の一つだろう。しかも、それがごく当然で自然な姿として。そして、著者自身の姿が投影されているのは、映画部の前田涼也だろう。2013/05/28

遥かなる想い

1248
第22回すばる新人賞。 17歳の高校生の心の動きを リリカルに描く。バレー部の キャプテンの桐島がやめるという 事実に動揺する同世代の 心の描写が上手い。まるで、 17歳の日々を追体験している ような懐かしさを感じるのは 何故なのだろうか…そう言えば よく似たことがあったかもしれない …そんな気にさせる本だった。 2014/08/17

扉のこちら側

594
初読。学校内の階級やあの時期特有の微妙な居心地の悪さは雰囲気として感じられたが、もう一息ほしかった。桐島くんについて最小限しか描かれないのはよい。2012/11/26

morinokazedayori

548
★★★★映画は映画でこの原作をああやって味付けしたのかとの面白さがあったし、この本はこの本でよかった。高校時代といえば、キラキラとして懐かしくて戻りたいような、それはそれで不安定できつい部分もあったような年代であったが、この本で描かれているのは圧倒的に後者だ。高校という狭い世界の中で、周りと自分とを比較して自分の立ち位置を求め、息苦しい閉塞感の中で自分はどうしたいのか、どうするのかもがく、ちょっと戻りたくないような時間。若いっていいな、だけではなく、あの時はあの時で精一杯だったよな、というほろ苦い後味2015/09/07

Nobu A

539
朝井リョウ著書3冊目。著者の作品は好き嫌いがはっきり分かれると改めて思う。まずタイトルが目を惹く。今風が故に今まで敬遠。読書理由は次回の読書会課題本が著者の代表作の一つ「正欲」だから。その予習。タイトルの主人公、桐島を巡り繋がる同校高校生一人一人にスポットを当てた青春群像小説。物語構成に趣向を凝らし、文中至る所に彼等の会話を挿入。主語、述語、目的語抜きや文脈なし等、本人達だけで成立するものが多く、補助的説明も殆どなし。TV番組「テラスハウス」を思い出す。正直好みではない。大学在籍中の執筆には恐れ入る。2024/03/26

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