めぐみへの遺言

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めぐみへの遺言

  • ISBN:9784344021662

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内容説明

とにかく自由にしてやりたい。あんな国に閉じ込められたままで消えてもらいたくない。生きている間にせめて1時間でもいい、日本に帰って来てほしい……。生死もわからない娘の生存を信じ、行方を探し続けた夫妻が出会った世の中の不条理とは?
ころころ総理大臣が替わる国は相手にされない/金賢姫に「今も生きている」と言われても/愛する娘が消え、毎日自殺を考えていた/総理がリーダーシップをとって解決するしかない/新潟の海は二度と見たくない/死亡通告、めぐみは犠牲となり使命を果たした/ヘギョン宛ての手紙、返事は来なかった/遺骨は嘘つきの証拠、返しちゃダメ!/制裁一辺倒では拉致問題は動かない/青空の下、めぐみを自由に遊ばせたい

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@ヴィタリにゃん

71
めぐみさんと会う事なく、滋さんは昨年、お亡くなりになった。どれだけ会いたかっただろう。拉致問題は詳しく分からないが、この本を読むと、やはり政府は役に立たないと強く思った。女性議員から「頑張ってえ~」と声援を送られるが、早紀江さんは「頑張るのは政治家の方でしょう。国交がないので北朝鮮には行きたくとも行けない。だから政治家の方々にお願いしているのに。」と怒りを露わにされている。頑張っても腹が立つが語尾の「え~」がより腹立たしい。早紀江さんがご存命中にめぐみさんと会われる事を願って止まない。2021/12/22

がる 

10
横田夫妻に限らず、多くの拉致被害者家族には時間がなくなってきている。一日も早い解決を、全員の帰国を願ってやみません。この本が「遺言」とならないよう、顔と顔を合わせての再会ができるよう祈ります。2012/06/20

Kenichi Kawabata

6
667 横田滋さんは80歳、早紀江さんは76歳。お二人のお年を考えると、一刻も早くめぐみさんをはじめとした拉致被害者の救出をせねばならないと胸が痛くなる。一体、日本という国はどうなったのだろう。我々ひとりひとりが日本であることを意識したことがあるのだろうか?不甲斐ない政治家を選び続けた自分たちの責任をあらためて痛感しました。2012/10/17

Humbaba

5
デモを行うこと,あるいは協力すること.それには大きな意味がある.しかし,いくらデモを行なっても,何人もの人が協力してくれたとしても,家族が自分たちのもとに戻ってこない限り終わりはない.そして,その結果をもたらすためには,一人ひとりの国民が関心を持ち,行動をすることが大切になる.2012/08/02

Yasuhisa Ogura

5
2011年12月17日、金正日が死去した。僕は、とっさに拉致問題が解決する絶好のチャンスだと思った。健康に不安のある金正日だったから、日本政府のエリート達は、Xデーに向けて作戦を練っているはずだと信じていたのだが。 本書は、北朝鮮批判ではなく、日本政府批判の書である。横田夫妻の日本政府に対する絶望感がひしひしと伝わってくる。特に、「制裁一辺倒では拉致問題は動かない」という横田滋さんの言葉は非常に重い。横田夫妻の絶望感は、このような日本政府が統治する日本国民全てに共通するものなのだが。2012/05/21

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