内容説明
就職先は「小沢一郎事務所」。憧れの政治家の下で働き始めた著者を待っていたのは、今どき珍しい書生生活だった。住まいは四畳エアコンなし、低賃金で睡眠不足、頻繁に落とされる理不尽なカミナリ……この苦行の先には何があったのか。「今の政治家には雑巾がけが足りない」と繰り返す史上最恐の上司、小沢一郎とは何者なのか。過酷な経験をもとに修行生活の意味と独自の「仕える技術」を綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
226
小沢一郎という政治家の秘書として経験を積んで政治家になった著者の視点で小沢一郎を見た一冊。中々世襲で無ければこういう下積みをしながら政治家になるんだなと勉強になった。内容はとても読みやすく、小沢氏の厳しさはよく分かった。著者の今後の動向も気になる。2019/07/23
佐島楓
18
こういった本をお書きになったうえで、今なお小沢氏への尊敬の念を捨てない著者は、すさまじく確固たる信念をお持ちなんだなとしか申し上げようがない。2012/06/17
雨巫女。
10
《私‐図書館》小沢さんって、どんな人なんだろうなあ。2012/12/18
カツ丼
9
小沢氏の人柄の一端をするにはいい本。大学時代から20年近く使えてきた著者は、1度も心温まる言葉をかけてもらった記憶がないという。それでもなお、まだ、小沢氏に惹かれてついてゆくとは、驚きだ。その魅力はちょっと理解できなかった。しかし、二人のやり取りの中で、決して口には出して反論することはできないが、著者の心のつぶやきを書いている点は楽しめた。2012/08/13
calaf
9
どこかで聞いたことのあるような名前...と思っていたら、そうか、あの起訴されて有罪判決を受けた人か。それにしても、代議士なんてなりたいと思う人の気が知れない... (^_^;;;2012/05/25