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内容説明
リーン・スタートアップとは、膨大な時間とお金とエネルギーを費やして誰も欲しがらない製品を作ってしまうムダをなくし、時代が求める製品・サービスを、より早く生み出し続けるための方法論です。
それは起業に限らず、企業や組織の中であっても新事業を始めようとする人にも役立ちます。本書の中でも「スタート・アップとは、不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織であり、そこで働く人は皆アントレプレナーである」と語っています。
先の見えない不確実な時代、失敗を繰り返さなければ素晴らしい新製品は開発できず、価値を正しく見極め、失敗をムダにしないためのアプローチがリーン・スタートアップです。
目次
第1部 ビジョン(スタート 定義 学び ほか)
第2部 舵取り(始動 構築・検証 計測 ほか)
第3部 スピードアップ(バッチサイズ 成長 順応 ほか)
1 ~ 1件/全1件
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
62
仮説を立て、検証しながら、モノを生み出す。前進しながら常に検証。基準は、顧客ではなく戦略、根底に流れる「軸」。頭に浮かぶAgile。フィードバックループ、ピボット、あるいは5WHYSなど、考え方によっては目新しくないかもしれないが、腹落ちしやすい論旨。ふと考えさせられたのが、”無駄”やリスクの優先度付け。概念の精度を左右するため、(解は不要も)今一歩踏み込んだ議論が欲しかった気がする。敢えて付け加えると、記載事例は多彩だが、若干冗長的な印象。2019/06/17
Miyoshi Hirotaka
48
「リーン」とは「ぜい肉がない健康体」という意味で、トヨタの生産技術を起業やソフト開発に応用しようとするもの。ところが、このルーツを辿るとわが国が誇った巨大戦艦製造に行き着く。緊迫した国際情勢を背景にした世界一への挑戦により、工期短縮、材料管理、量産技術でイノベーションが起きた。このノウハウは、戦時中の艦船増産だけでなく、戦後、造船、自動車、家電などの業界に伝播し、高度経済成長を支えた。生産大国日本を支えたオリジナルの考え方は、苦闘を伴って生み出されたのだ。目の前の課題や試練へのヒントは古典の中にある。2014/03/07
犬こ
22
とにかくやってみよう型の正しいと思うアントレプレナーは少しでも早く行動に入りたくてうずうずしており、戦略の分析に時間をかけたがらない。顧客と通り一遍の話をしただけで、すぐに開発を始めようとするのだ。しかし顧客は自分たちが何を望んでいるのかよくわかっていないものであるため、このようなやり方では正しい道に進んでいるという錯覚に陥るだけだ。φ(..)2016/12/31
shikada
20
スタートアップの目的は実験なのだ、と説く本。必要最小限の製品を作ってアーリーアダプターに評価してもらい、顧客が求める方向に方針を修正する。これをせずに開発を続けると、完成形ができたのに、誰もそれを欲しがらないという事態が起きる。2019/05/12
ろび
17
顧客起点の事業開発を説く本ではよく紹介されている本。同じようなことが書いてあるかと予想して読んだが、結果読んで良かった。社内ルールの革新など事業立ち上げ以外にも役立つ点は多い。リーン・スタートアップとはトヨタ方式を応用したもの。仮説構築→最低限のプロダクト作成→計測→学習→新たな仮説構築を繰り返すことで、効率的に顧客に価値のある事業を立ち上げることができる。特に検証と方向転換(ピボット)の方法やタイミングについて実例を交え丁寧に解説している。2019/04/06
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