内容説明
世界最貧国の一つながら、国民の幸福度が高いことで知られるアジアの秘境ブータン。民族衣装でのオシャレから、市場や学校などの毎日の暮らし、幸せの秘訣まで、実際に現地を訪ね、感じたことを綴った旅エッセイ。
目次
旅はご近所から
「きんと雲」の国へ
ふわっとヒマラヤ
ティンプー街歩き
山道をドライブ―トンサへ
ソバ畑の広がる谷―トンサ・ブムタン
農家にホームステイ―ブムタン
シャクナゲの峠を越えて―ウォンディフォダン、プナカへ
中学校にこんにちは―プナカ、パロ
年に一度のツェチュ祭り―パロ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
67
⭐️⭐️⭐️⭐️本年8冊目。岸本さんはお初です。長い事積読にしてましてようやく手に取りました。題名に偽り無しでした。以前から行ってみたい国です。となりのネパールには行ってみたので何となく想像は出来ました。痒いのは南京虫かな?今は年間に受け入れる外国人の数が増えているそうなので、もう少しさばけてきているのかもしれません。余り年を取りすぎないうちに一度行ってみたいものですね。若い時よりも興味が大分薄れてきているのは、何となく過酷そうな旅と今の自分の体力を自然と計算してしまうからかも知れません。嫌な事ですね。2020/02/15
ぶんこ
41
たった一人で男性ドライバーとガイドの3人だけで首都だけではなく奥地まで旅する岸本さん。農家民泊もしていて、その時にお腹もこわしているのです。こんな旅が羨ましくて興奮するのに、自分には無理とわかる。それだけに岸本さんのガッツに敬服。争いを好まない、大金をおろしても道端に置いたまま長話。自由行動の岸本さんを心配して遠くから見守り続けるガイド。旅人には貧しく見える国民ですが、着る物にはお金を惜しまない。人生楽しんでいました。読み終わって思わずブータン祭りツアーを探してしまいました。行きたい。2018/03/04
野のこ
33
明るく元気になれる文章で岸本さんの魅力が存分に感じられました。写真に写る笑顔がとても素敵!キラの伝統衣装が美しいです。些細なことにもしっかりと目にとめて、その視点がすごいなぁと思いました。自然あふれててしあわせなブータンですが、考えさせられるところもありました。優しい気持ち、大切にしたいです。表紙も好み♪ ほっこりと可愛らしい。2017/07/06
ちぃ
18
ブータンに行きたいなぁ〜という思いから手に取った。短い滞在ながらも深い洞察されてるように見えるのは著者の力と、ブータンでの体験がそれだけ鮮烈だったのだろうなぁと。2020/02/13
nana&qoo
10
岸本さんの、ガン以前の旅行記。やっぱりアクティブですね。行き先のブータンが、まだブームになる前の話です。旅の支度、街中の様子、民家に泊まった時の様子、お祭、トイレ、シャワー事情など、たくさん詰まっています。一番印象に残ったのは、穏やかで丁寧な国民性。こんな優しさを私も持たなくては。2016/02/05