- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
日本が中・韓・ロシアとは領土問題、米国とは基地問題、北朝鮮とは拉致、核問題で手詰まりの状況を尻目に、東アジアは中国の大国化、これに対抗する米国の東アジア戦略転換と大きく動いている。相変わらず国内で自分にとって都合のよい言説だけを語っている日本に明日はあるのか? 冷静な分析をもとに日本のこれからの道を探る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
39
外交官出身の視点は少し新鮮だった。執筆が2012年と古いが、外交に関する考え方はそう簡単に陳腐化しない。中国、ロシア、アメリカとどう付き合ってゆくか?民主党のやった失敗は、感情論に流されてしまうものだった。それだけは避けたい。2020/08/31
シュラフ
22
著者の言う不愉快な現実とは、「中国が日本を追い抜いて世界第二位の経済大国となり、そして中国は間もなく米国をも追い抜くという現実」。経済問題からとらえてみれば韓国の親中反日という行動も分かりやすく理解できる。韓国にとって貿易面でいえば、中国が輸出入ともに中国がトップ。明治維新からアジアの盟主であった日本の存在感は転落。「不愉快な現実」は日本の安保問題にも大きな影響をもつ。もはや単独では中国の軍事力に対抗できなくなった日本は、「中国と協調していく」のか「米国との同盟をもって中国に対抗」という選択が迫られる。2015/10/13
ちくわん
20
2012年3月の本。ロシア、北朝鮮の今日を見誤ってはいるが、むしろ10年間という歳月により様々な変化があることが見て取れる。知らないことが多くメモがいっぱい。太平洋戦争前をあまり知らなかったことを知る。2022/03/19
ロッキーのパパ
20
日本を取り巻く環境、特に米国や中国と日本の関係がうまくまとまっている。目新しさはないけど、落ち着いた論調で説得力がある。東アジア共同体を目指す著者の主張は一つの方策であると思う。ただ、著者も言っているように日本人一人ひとりの意識変革が必要なので、実現するのは容易じゃなさそう。2013/02/03
誰かのプリン
18
アメリカに追従していれば、日本は豊かになる。もはやだれもそう思っていないにも拘わらず、政治家達はアメリカに盲従する。何故か?本書はその理由を詳しく説明し、これからの日本の行方を暗示している。2019/03/05
-
- 電子書籍
- せんだいタウン情報S-style 20…
-
- 電子書籍
- 漫画ゴラク 2021年 4/16 号 …
-
- 電子書籍
- 身近な食材で豪華に見せる 季節のおうち…
-
- 電子書籍
- シャーレンブレン物語6 はじまりの約束…