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内容説明
スキャンダルがあったわけでもなければ本人の体調不良でもない。明快な理由がないままの解任。傍から見れば衝撃的でもあり、不可解な要素を残したままの解任劇。
じつは、その背景には、球団の経営事象を含めて複雑な問題が絡んでいた。
その真相は……。果たして「契約」という理由だけだったのだろうか。
いったい、プロ野球の求めていくべきものはなんなのだろうか。勝つことがすべてなのか。それとも、勝つことだけではない、もっと違う別の何かが存在するのだろうか。プロ野球経営とは、その勝つことだけではない「何か」を求めて突き進んでいくものだろうか。
ファンにとって、監督・選手にとって最高の球団経営とはどんなものなのか? そして、本当の意味でプロ野球のファンサービスとはなんなのか。
ドラフト取材歴30年、現場取材主義の著者が徹底検証!
目次
プロローグ プロ野球にとって正義とは何か
第1章 関係者が語る「落合解任」の真相
第2章 「落合就任」という誤算
第3章 「オレ竜」の幕開け
第4章 「勝利至上主義」のルーツ
第5章 「プロの流儀」と「会社の論理」
第6章 中日球団が重視する「伝統」
第7章 歴代中日監督と信長、秀吉、家康
第8章 「企業」としてのプロ野球の未来
第9章 「興行」としてのプロ野球の未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ask
2
落合監督就任から解任までのおおまかな流れを知るには良い本。ただ、選手の故障など落合監督が外部に出さない情報をファンが知れない→ファンと選手の距離がある→ファンが離れるというくだりは納得がいかない。マスコットのドアラのグッズ売上が選手より高いのは、ファンと選手の距離があるからだ、というのは無理やりすぎる。この本の中のドラゴンズファンは地元愛が強く外様を拒むといった古いステレオタイプのままで、それを元に話が進むので後半は少しうんざりしてくる。2014/11/05
由崎悠
2
ここまで読む価値のない本も珍しい。落合側の情報は推測ばかりで間違いも多いし、「落合はファンに人気がなかった」という紋切り型の文の連発には呆れを通り越して笑いが出る。いちいち突っ込むときりがないが、高額年俸選手を取らなくなった代わりにドミニカ派遣が経費を逼迫したってドミニカ派遣+格安外人でどうやったら高額年俸選手を獲る以上に金がかかるのか謎だし、現役の落合=「陰」、星野=信長で落合=家康という話も意味不明。偏りっぷり、内容の薄っぺらさに、これでジャーナリスト名乗れるのかとがっかりすること請け合いです。2012/07/29
snakedoctorK
1
結論がはっきりしませんね。 著者の主張が見えない。2019/04/17
アーキー
1
★★★☆☆ 652015/11/27
E.T.
1
落合監督解任に絡むと球団側の思惑と球団運営について。 抽象的な話も多かったが興味深い。2015/08/11