集英社文庫<br> 七人の敵がいる

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集英社文庫
七人の敵がいる

  • 著者名:加納朋子【著】
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087468052

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内容説明

育児と仕事を何とか両立してきた、ワーキングマザーの陽子。息子の小学校入学で少しはラクになるかと思いきや、PTA・学童父母会・地域子供会などに悲鳴を上げる、想像以上に大変な日々が幕を開けた……。●入学早々、初の保護者会はPTA役員決めの修羅場に。空気を読めない陽子は、早速、敵を作ってしまう。「女は女の敵である」●仕事と子育ての両立に不可欠な、義母のサポート。“孫のためなら”の影に押しやられた本音は不満だらけ!?「義母義家族は敵である」など、笑いあり、涙あり、前代未聞の痛快ノンストップ・エンターテインメント!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

165
2012年TIBFの集英社ブースで買ったままずっと積んでいたのだが続編『我ら荒野の七重奏』を読んだのを機に復習を兼ねて読んだ。お話としてはこっちの方が楽しめますね。2017/02/05

射手座の天使あきちゃん

163
いやーぁ、親って大変 でもこれって結構リアルにPTAや自治会、スポーツ少年団等のボランティアの実態を描いているんでしょうね!?(笑) 自分に似て、一言多くて敵を作りやすい陽子さんに思わず感情移入「負けるな (^_^)/GO!」 陽介くんとの関係にはちょっとウルっとしましたよん♪2012/03/22

ひさか

119
小説すばる2009年4月号女は女の敵である、6月号義母義家族は敵である、8月号男もたいがい,敵である、10月号当然夫も敵である、12月号我が子だろうが敵になる、2010年2月号先生が敵である、4月号会長様は敵である、の7つの連作短編を2010年6月集英社から刊行。2012年3月集英社文庫化。陶子シリーズのスピンオフ1作目。やり手の編集者の陶子さんがPTA、学校、町内会の人々との丁々発止のやり取りを繰り返す痛快生活戦闘ストーリー。謎や不思議とは無縁の加納さんの新ジャンルですね。次作に進みます。2021/10/05

眠たい治療家

109
キャリアウーマンの陽子は結婚しても家庭と仕事に情熱をかける。一人息子の陽介が小学校に進級するにつれ、PTAや学童保育、自治会などの様々な役員のお勤めが回ってくる。しかし、多忙な陽子にお勤めする余裕はなく、それに振り回されて、大騒動に発展していく。一番の小さなコミュニティは家族。その家族から派生する小さな社会。まさにご近所問題、嫁姑問題、自治会役員などは身近にありうること。問題に対処する陽子のキャラと、それを取り巻く人物達の対応や描写が秀逸でリアルに感じた。昼ドラで気になっていたけど、予想以上に面白かった。2012/05/13

紅はこべ

107
腹に物を貯める事ができず、ストレートな物言いしかできない陽子は、とにかく女の集団では敵を作りがち。これが陽子の友人の『レインレインボウ・エンド』の陶子なら、もっと物柔らかな対応ができたろうにね。でも敵を作ると同時に、味方も信奉者も作っている。だからいろんな困難も切り抜けられる。その集大成がラストのエピソードで結実。陳腐な表現だけど、母は強しだ。それにしても陽子さんは加納さんのヒロインの中で断トツに勇ましい。2011/01/11

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