内容説明
「マドモアゼル、お目覚めですか？」看護師のやさしい声が、ローレンの耳に届いた。まぶたを開けたものの、砂嵐の恐怖がよみがえり、涙があふれてくる。「怖がらなくていい。もう大丈夫だ」力強い男性の声に、ローレンは不安が消え、ふたたび眠りについた。次に意識が戻ると、彼女はさっきの男性に手を握られていた。看護師の姿はなく、ベッドの横にその男性が座っている。高貴な雰囲気をまとい、まなざしには熱いものを見え隠れさせて。ローレンは初対面の相手に心がざわつき、体の震えを抑えられずにいた。彼こそ、ローレンが亡き祖母を偲んで訪れた砂漠の王国を、病気の父に代わって治める、ラシャド王子とも知らずに……。■人気・実力ともにシリーズを代表する作家レベッカ・ウインターズ。彼女が待望のシークの物語を書きました。月の光に美しさを増す、砂漠の魅力が余すところなく描かれた作品です。お楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
romance_holic
4
レベッカウィンターズのシークもの。2024/01/01
akiyuki_1717
1
レベッカさん、今回はちょっと残念な仕上がりでした。ヒロインがヒーローに惹かれるのは、命を助けられた事と、あれこれ世話を焼いてくれたことで、理解できるけれど、ヒーローに関しては、初めからヒロインを疑って、妹にまで監視させようとした相手で、秘密も打ち明けようとしないのに、簡単に恋に落ちすぎだし、最後のオチもそうくる？って感じでした。結局は皇太子ではないから、次期国王を狙っているっていう、従弟が皇太子になるんだろうね。2015/02/18
りり
1
★★☆☆☆2012/04/17
ekdesu
0
★★★★☆
あゆち
0
シーク物。ローレンは亡き祖母の運命の恋を辿る為、砂漠のオアシスへと旅立った。砂嵐に巻き込まれたローレンを助けてくれたのはラフィと名乗る魅力的な青年だった・・・。うん、まぁ、最後、ご都合主義っぽくはありますが、好きなタイプのお話でした。2013/11/05
