日米開戦の悲劇 - ジョセフ・グルーと軍国日本

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日米開戦の悲劇 - ジョセフ・グルーと軍国日本

  • 著者名:福井雄三
  • 価格 ¥1,500(本体¥1,364)
  • PHP研究所(2014/03発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569803098
  • NDC分類:289.3

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内容説明

日米開戦70年を経たいま、このような視点の書物が出されたことを心から歓迎し、かつ一日本人として感謝したい。──渡部昇一氏「推薦のことば」より本書は五・一五事件の直後1932年から、太平洋戦争開戦後の1942年まで、10年という異例の長さで駐日大使をつとめたアメリカ人外交官ジョセフ・グルーの目を通して、軍国日本の真実を描く異色作。国際連盟脱退、二・二六事件、日中戦争、日独伊三国同盟、仏印進駐、日米交渉、そして真珠湾攻撃につながる激動の10年を「日本の真の友」(牧野伸顕)グルーは、どのように見、どのようにワシントンに報告したのか。そこに浮かび上がるのは、戦後の常識をくつがえす日本の政治プロセスの破綻だった。本書はグルーについてのいわゆる評伝ではない。アメリカ人外交官の本音と視座を踏まえながら、日米開戦に至る昭和前史に新たな視点から切り込もうとした試みである。

目次

第1章 つかの間の平和<br/>第2章 暁の雪<br/>第3章 一発の銃声<br/>第4章 灯火はまたたく<br/>第5章 紫に血潮流れて<br/>第6章 ふたすじの剣と剣<br/>第7章 さだめとはかくもいたまし<br/>エピローグ めぐるもの星とは呼びて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hitaka

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開戦の悲劇よりも戦時の悲劇の方が印象に残った。また、グルーよりも海軍、山本五十六の大罪の方が印象に残った。主張は明確でスラスラ読めたけど、渡部昇一氏の著作に比べるとやや消化不良。少なくともグルーが日本の友とは思えなかった。2012/05/08

kuwagata

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日米開戦前の10年間に駐日大使だったジョセフ・グルー。彼の目から見た当時の両国の情況が描かれているのだが、このような角度から昭和前史を見つめるなんて、今まであまり無かった試みのはず。日米開戦時の正しい歴史認識を得られる画期的に面白い本だった。2012/04/21

緑のたぬき

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太平洋戦争前後の日本駐日大使ジョセフグルーと太平洋戦争について。グルーと要人の関わりよりも、陸軍、海軍の無能、無責任ぶり、山本五十六、栗田何某がいかに無能で無責任であったかの記述に力がこもっている。真珠湾攻撃の数時間前に米国から平和希求の電文が天皇に届く、宣戦布告文を遅延させ提出した日本人大使館員。著者の言うように、ソ連、中国、米国の思惑通り、日本は開戦させらるべくしてさせらた印象を受ける。2022/04/18

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