- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
経営者・人事担当者・管理職のために、労働法の基礎と労務トラブルへの対処法を解説するビジネス実用書。法律と現実のあいだのズレを知ってもらったのち、ふんだんな事例とともに、問題社員の辞めさせ方や労組への対応法を説明する。全国にも数十人しかいない、経営者側に特化した労働法専門の弁護士による画期的な1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kubottar
12
経営者の為のブラック社員対処法の本。それは“正社員”という立場を既得権益化してるモンスター・ぶら下がり社員と呼ばれる輩で確かにいます。ブラック会社に対する本は山ほどあるが、その逆は少ないのでかなり参考になった。まあ、色々と反論もあるかもしれないが労働法を勉強することが経営者、労働者双方にとって大事なのことなのだと理解できた。2014/09/16
葉
4
労働法が契約自由の原則を制限するとして、意図的に現れるモンスター社員や会社の乗っ取りがあり、本当に労働者は弱いのかという疑問を投げかけている。時間外労働と深夜労働は25%、休日労働は35%などの割り増しがある。退職推奨は自由にできるとしている。やはり経営者側の弁護士は少ない。解雇裁判は、解雇から仮処分、本訴、一審敗訴、二審敗訴を2年ほどで過ぎるという例が挙げられている。問題を発生させないためにも「へんだな」と思う人を採用しないこと、メンタル的な面を考慮すべきであるとしている。2016/01/12
復活!! あくびちゃん!
3
確かにひどい社員もひどい経営者もいるのだが、それを少しでも解消すべく、日本の労働法制を、現在の労働環境に当てはめるのであれば、解雇規制を緩める代わりに、配転規制や残業規制を厳しくするべきという著者の提言は正しいと思う。まぁ、文章上はさらっと書いてあるが、実際の現場は本書よりもっとドロドロしているんだけど(笑)。2012/08/24
えちぜんや よーた
3
著者は労働法を専門とし主に経営者側の依頼を受けて弁護活動をされていますが、本書の内容は労働法の扱いに関しては、中立的な内容だと思います。 労働経済のことについては触れられていませんが、行間を読んでると昨今の情勢をよく汲んでおられると思います。かいつまんで言えばある程度は「常識に照らし合わせて物事を判断してください」ということをおっしゃりたいのではないのでしょうか?2012/05/25
リョウ
3
労働法上の紛争の対策、予防策について、経営者側の視点から解説した本。経営者として心がけておくべきことがいろいろと書かれている反面、本当にここまでやって大丈夫なのか?ということもかかれている(配置転換等は自由にできるなど)。ただ、労働紛争について労働者側の弁護士が多くなり、経営者にとって不当な要求がなされることが多くなった時代においては、経営者としては最低限この程度の知識を持っておくことが必要かもしれない。もちろん、ベストなのは紛争など生じずに働きやすい環境を提供し続けることができることなんだろうけど。2012/04/08