家計を蝕む「金融詐術」の恐怖 大ウソカネもうけにダマされるな！

著者名：吉本佳生【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784062175364

内容説明

欧米の金融危機、円高ショックが日本経済に本当の打撃を加えるのは、まさにこれから。「三井住友銀行」や「東京三菱ＵＦＪ銀行」などのメガバンク、「野村證券」などの大手証券会社が加担し、大阪市や神戸市などの中核自治体や東大、京大、早慶など超有名大学までが骨の髄まで汚染され、国民の年金基金や貯蓄までが飛び去る金融派生商品の正体を、『スタバではグランデを買え』などを著したベストセラーエコノミストが簡明に斬る

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[壱萬参仟縁]

２００９年初出。 ワナが埋め込まれた金融商品が、 高齢者を中心とした個人顧客を 狙っている。数日は考えて 投資判断をするべきだ（３０頁）。 特殊詐欺のご時世で、 わたくしも今日は個人宅への 営業はできずじまいであった。 どこに読書家がおられるか。 そして、寛大に書斎を見せてくれるか。 この１点だけであるが。 怪しい者ではございません。 オプション取引の本質は 「リスクの押しつけ」（５５頁）。 　固定金利の国債は、インフレに 脆弱な金融運用商品（１４６頁）。 　

2014/05/22

[turtle]

さすが野村証券！　自分の会社の会長を騙して、会長が理事長を務める財団法人に詐欺商品を売りつける営業力がすごいのか、あるいはころっと騙されて買ってしまう会長がすごいのか、甲乙付け難いです。40億円分購入して評価損20億円。　ユーロ円債だけにいまならもっと評価損が出ていますね。

2012/09/06

[akane]

元本保証をうたった資産運用商品の金利は、国債の金利以下になる。これは目からうろこだった。考えてみれば、国債は国家が発行する商品、この金利を指標にして民間の金融商品を値踏みするなど、思いつきもしなかった。また、諸通貨の上げ下げ事情はいつも悩ましいが、どんなとき円が上（下）がるかといった主な傾向を頭に入れておくと、金利等の背景を少しは判断しやすくなるかもしれない。読書中はメモだらけになった。また、硬い文章の中にかいまみえる著者の茶目っ気や強い正義感、たくましい取材根性などがカッコよい。ほれぼれ･･････

2015/08/26

[hiro]

分からないものに手を出すな。普通預金最強伝説。

2012/06/25

[ハーブ]

告発本ですね 頭のいい人が喧嘩すると理論的に攻撃する感じが出てて面白い！でも実名バンバンでてて吉本ファンとしては今後の活動大丈夫かしらと心配になってしまう！ しかし自分のお金の意識がないと騙される方もしょうがないのかな？ただ管理してても怒られるし増やさないといけないんだよね 担当の気持ちはお察しします 野村と三井住友怖いわ〜

2012/04/23