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内容説明
チャイコフスキーを筆頭に、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、そしてショスタコーヴィチ―19世紀後半から20世紀にかけて、ロシアの作曲家たちはクラシック音楽の世界で絶対的な地位を占めている。
なぜかくも私たちの心を揺さぶるのか?
論理を重視したドイツの古典音楽とは対極的に、艱難の歴史と血に染まる現実を前に、ロシア音楽は、幸福を希求する激しくも哀しい感情から生み出されたのである。
近年のドストエフスキー・ブームの火つけ役が、死ぬまで聴いていたい“聖なるロシアの旋律”に迫る。
論理のドイツ音楽に対する感傷のロシア音楽。ドストエフスキー・ブームの仕掛人が、激しくも哀しいアンビバレントな旋律の秘密に迫る。
【著者紹介】
ロシア文学者、東京外国語大学学長
目次
プロローグ レクイエムとしてのロシア音楽
第1章 メロディの謎、またはノスタルジーという経験の全体性について
第2章 ロシア文化の二分法
第3章 熱狂とノスタルジー―十九世紀のロシア音楽
第4章 暴力とノスタルジー―二十世紀のロシア音楽
第5章 知られざる現代ロシア音楽
第6章 偉大な芸術家に会った
エピローグ 音楽による遺書―チャイコフスキーの死と真実
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