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内容説明
中村天風(一八七六~一九六八)にかつて師事したシステム工学の専門家による天風哲学解読の試み。
「六然訓」は天風哲学を創建する転機になったといわれる中国の古典。
その言葉をもとに、中村天風の人物像と思考と行動を考察していく。
心の潜在意識にまで伝達され、意識内容をも書き換えることのできる持続可能な「意志の力」としてのヴィジョンを、国家や個人はいかにして持つことができるのか?
生活や国のかたちを改革する未来へのシナリオとは?
天風思想を日常生活の心身の調和に活かす心構えも説く。
目次
序章 ヴィジョン―持続的「心の活性化」
第1章 超然任天―天空からのシナリオを読み解く
第2章 悠然楽道―「自己の哲学」を探究すれば「王道」が彷彿と現れる
第3章 厳然自粛―自己の「潜勢力」を認識する
第4章 藹然接人―他人や事物に寄り添う心の想い
第5章 毅然持節―心に「信念の領土」を築く
第6章 泰然處難―「国家のヴィジョン」の基本
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
久恒啓一
1
頭山満の書生、済々黌生を刺殺、軍事探偵として「人斬り天風」、コサックの銃殺から間一髪で救出される、結核を治すためにアメリカへ、イギリスでは大女優の家に居候、帰国途中で出会ったインドのヨガ聖人に弟子入りしそのまま修行。中国で孫文の革命に参画。帰国後、銀行頭取などで活躍。43歳、感じるところあり身分と財産を処分。天風会を創設。政財界の実力者が多く入会。主治医は北里柴三郎。92歳死去。経歴を見ると実に興味深い人物だ。 「人生も国家の命運も、最終的には個人の根底に流れる精神力による決断力と行動力に委ねられる。」 2015/02/24
かずぴー
0
川上がココロで川下はカラダ。2015/05/06
kouich
0
「超然任天・悠然楽道・厳然自粛・あいぜん接人・毅然持説・泰然しょ難」 簡単に言えば「ひとりでいても寂しくない人間になれ」という事かな? 簡単に言いすぎましたネ。2014/10/15
check2012
0
ひねりすぎ。かなりの上級者向き?一般には、おすすめできないです。2012/10/15
kikizo
0
天風先生の考えがよく纏まっている、がちょっと難しいかな?2012/03/03