文春文庫<br> 教授の異常な弁解

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文春文庫
教授の異常な弁解

  • 著者名:土屋賢二
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 文藝春秋(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167588168

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内容説明

本書は損得にこだわらない人にお薦めである。買って損をしたと思うようなら、まだ自分は損得にこだわる人間だと反省し、より太っ腹を目指していただきたい――。「過ちを潔く認めるべきか」「苦しまぎれのつじつま合わせ」「うやむやに終わらせる方法」などなど。抜きんでた理屈力で冴えわたる教授の弁解術! 週刊文春長寿連載「ツチヤの口車」シリーズ第5弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

42
自虐と弁解ネタにニヤニヤしてしまいます。よくここまで理屈的な弁解ができるなと思えてなりません。ツッコミたい気力も萎えるほどの言い訳っぷりが凄くてただ苦笑を浮かべるしか術がないような気がしました。素晴らしい弁解術にただ拍手を送りたいです。2014/09/29

10$の恋

41
内容がズンと重たい本を読んだ次は、迷わずツチヤ本(エッセイ)だ。気持ちがフワフワ楽になる♪たぶん星飛雄馬が大リーグボール養成ギプスを脱いだときも、こんな感じだったろうと推測できる。さてさて、やはり噴飯した!鼻から牛乳も出た♪ツチヤ本は腹から笑えてストレス解消に役立つのだか、汚した顔をティッシュで拭き拭きする手間のかかるところが難点だ。きっと顔の小皺も増えていることだろう。世間を斜に観察させたら天下一品の土屋先生、毎度レギュラーの奥様も学生さんも健在。「哲学とは何ぞや?」「哲学とは、究極の笑いと覚えたり!」2021/11/25

さきん

27
真面目な話ではない分、最初の読むと後悔するという忠告はあたっているが、著者自身の文章は哲学をやっている分、深くなさそうで深い格言みたいのがちりばめられていて面白かった。ジャズ仲間のだらだら感、恐妻とのコミュニケーション、学生とのやりとり、本との格闘、本当に文章が上手いなと感心した。2017/03/02

大先生

9
ふざけた本です(笑)。電車の中で読む際にはご注意下さい。土屋先生は哲学者なので、エッセイといっても哲学的なのかと思いきや…ほとんど哲学の要素は感じ取れませんが、かなりのひねくれ者だということは伝わってきます(笑)。奥さんの悪口とか、自虐ネタとか結構笑えますよ。奥さんのこと、これだけ悪く書けるなんて、余程仲が良いんですね。p116「松本教授退職記念パーティ祝辞」はオススメです。私も誰かの退職記念で祝辞を述べるときには参考にさせてもらいます(その後退職者とは音信不通になることを覚悟で!笑)2020/07/31

ち~

9
今回も自虐ネタと弁解の数々に笑わせてもらいました。特に奥さんネタがいつもよりパワーアップしてるような・・・2014/04/07

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