内容説明
「わたしのおなかにあなたの赤ちゃんがいるんです」アンジーは妊娠に気づき、顔も知らない相手の男性に電話をかけた。夫と一緒に不妊治療を受けていたが、運よく妊娠した直後、それは誤って移植された他人の受精卵だったと判明したのだ。夫は腹を立てて家を出ていったが、アンジーは出産を決め、出産後、親であるピレリ夫妻のもとに赤ん坊を返すつもりだった。せっかく宿った命を、闇に葬り去ることなどできないもの……。ところが、面会したドミニク・ピレリは明らかに嫌悪の表情を浮かべ、みすぼらしい格好をしたアンジーに辛辣に言い放った。「いったいきみはいくらほしいんだ?」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
erie
2
体外受精の受精卵取り違えもの。取り違えがわかったあと夫に捨てられたアンジーと子どもの実の父親で妻を亡くしていたドミニク。すんなり読めた。ドミニクの秘書がもっとライバルとして活躍するかと思ったので拍子抜け。 2012/02/03
MOMO
1
シモーヌちゃんや、シェイン君がもっといろいろしてくれるのかと思いきや、思いっきり肩透かしを食らっちゃったわ・・・。だいいち出会った時点でアンジーちゃんは妊娠12週生目なんだから、<十カ月だけの恋人>じゃぁないじゃん・・・このタイトルは変よぉ!生まれるまでの期間は残り28週間だもの。7ヶ月しかないわ!などと、くだらないことばっかり考えているうちに読み終わりました。家の権利も、結果のみで、どういう過程をたどったのか皆目わからないまんまです。えぇ、そこらのごたごたを期待していた私が悪いんです2012/04/01
砂月周
1
ヒロインの元夫とヒーローの秘書が二人の仲をかき回すのかな?と思っていたので、ちょっと拍子抜け。第一印象が最悪だっただけに、惹かれていても中々素直になれない二人の進展具合に焦れ焦れされられました。2012/03/12