講談社ラノベ文庫<br> デッドエンドラプソディ

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講談社ラノベ文庫
デッドエンドラプソディ

  • ISBN:9784063752175

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内容説明

カスカは通り魔に殺された…はずだったが、10年後、最強の魔術師になった妹のシオンによって蘇生された。6歳だったシオンはオマセな16歳。失った高校生活を妹と美しき男の娘と共に送るのだが、突如現れたエクソシスト修道女とゴーストバスター少女がカスカの存在を許さず、秩序を乱したシオンを殺そうとする。最強魔術師の妹の暴走は、どこまで行くのか!? 第1回講談社ラノベ文庫新人賞佳作受賞のオカルティックコメディ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュエパイ

6
通り魔に襲われて、自分をかばって殺された兄。そんな不条理に抗うために、10年の月日を魔法に費やし、ついには世界最強の魔法使いとして、蘇りの魔法を覚えた妹、っと。人生をかけて『生きてほしい』とだけ願う妹と、正しくない命を認めるわけにはいかないという世界と、二つの"正しさ"にはさまれての、兄の決意の仕方は、余計なお題目がない分すっきりしてていい気がする。どんな形であっても、生きててくれるなら、生きててほしかったなぁと思うし。2012/02/03

1_k

5
佳作にしては悪くない。終盤の展開の全体の中での位置付けなど、構成がいまいち練られていない感はあったが、作者のセンスはかなりのものだと思う。これは二作目三作目で化けるパターンだと、個人的には感じた。主人公が割りと落ち着いているが、もっと煩悩全開にしたほうがラノベ臭くなるだろう。現状でも十分良いですけれど。2012/02/05

Hail2U

4
まず読みにくい。文章リズムが悪く見ててつかれる。それだけならまだしも、作品のジャンルがボヤけてはっきりせず、バトルなのか日常なのかコメディなのかわからない。結局蘇らせて何をさせたかったの!?バトルは短く日常は長すぎ、コメディは古い。主人公をどうさせたいのさ?どんな話を書きたいのさ?敵を出すタイミングは悪いし、主人公の主張は軽くて不自然。狂信的なキャラクターはいつの間にかデレてる...。話が空中分解してますがな。2/10点 安定の講ラクオリティ。売れてるラノベ読みなおして勉強すべき。2014/09/09

まーや

3
おーこれ続くのかーどうなるんだろうね、もっと軽い話かと思ったけど意外と重かったな…でもサクッと読めました。妹がちょっと病んでたね、それよりもエリシアさんだよ、エリシアさんいいよ、大剣振り回したりとか素敵だよー2012/02/05

永山祐介

3
一見軽い文体なのだけど、その実ストーリーは割と重い話ですね。蘇ってしまった兄が、意外と真面目な性格なんですよね。自分の為に道を踏み外してしまった妹を何とかしたいと思う気持ちが良かった。悔やむだけではなく、ここからどうするかと考えられる主人公の前向きさとも良いですよね。しかしラストは割と衝撃。好きなキャラだったんですが、どうなるのか続きが大変気になります。2012/02/03

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