ぼくはこうして出張ホストになった

著者名：宮田和重【著】

彩図社（2014/06発売）

• ISBN：9784883928354

内容説明

僕は誰にも言えない仕事をしていました。それはお金と引替えに相手に性的なサービスを提供する、いわゆる出張ホストと呼ばれる仕事です。
僕はこの仕事を通じて様々な人々と出会い、関係を持ち、1000万にものぼる借金を完済しました。
本書では、どのようにして僕が出張ホストの世界に足を踏み入れたのか、採用試験の様子、実際の接客内容と収入、ホストを辞めた理由まで、全てをお話したいと思います。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まさや]

リアリティが感じられないけど。現実はこんなものかもしれない。

2012/04/25

[ただぞぅ]

分不相応のお金を手にするとは人は変わってしまうのか？貧乏だった幼少期、高校卒業と同時に追い出され両親の借金返済のため始めた出張ホスト。そこは夢と絶望を与えられ、2度と戻れない。まるで竜宮城のような世界。全裸で受けた採用試験、出会い系サイトでの経験値ＵP、そして一般人だけでなくタレント、アナウンサーなど羨むような関係を持ちながらのトップに登りつめていく。だが多額のお金を手にしたことで徐々に自分を見失う。周りからの「サイン」に気付かないと勘違いを生む。そしてどんなにお金持ちでも１人では生きていけない。

2023/05/05

[わぴねむ]

贔屓目抜きで、おもしろかった。導入から引き込まれるし、とても読みやすくて展開も早い。そして文中でも何度かほのめかされる苦い結末。あっという間に読み終えました。正に「小説より奇なり」という印象。そして作者の度胸や頭の回転の速さ、柔軟さに驚かされた。

2012/05/07

[ずっと俺のターン]

リアリティが感じられないけど。現実はこんなものかもしれない。

2012/04/25

[たかゆき]

本屋で軽く立ち読みして、これはおもしろい！と思って買ったその日のうちに読了。普通に生きていては経験出来ないようなことがたくさん書かれていておもしろかった。作者はとんでも体験をした結果重い十字架を背負ってしまったみたいだ。

2013/01/23