角川文庫<br> かれん

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角川文庫
かれん

  • 著者名:安達千夏
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • KADOKAWA(2012/06発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041000960

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内容説明

北海道から上京してフリーのアナウンサーとなった稲葉雪乃は奇妙な仕事を請け負った。
心身を患う義父のため、亡妻・千勢の代わりになってほしい?。
地図製作会社社長の葛木晋一郎に依頼され、駿河台の邸宅に通い始めた雪乃。
やがて、千勢が夏至の日に影の消える都市“花蓮”に憧れを抱いていたことを知る。
なぜ?
直後、雪乃の前に千勢の過去を知る謎の男・五十嵐が現れ…。
ベストセラー『モルヒネ』の著者が贈る恋愛長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rakim

8
以前安達さんの小説を2冊ほど読んで、「合わない」と思っていたのだけれどこれは好みでした。老人の亡くなった娘・千勢の替わりをするというちょっと変わった依頼を受けた雪乃。千勢の生きていた証とか残した想い、周りの人物の受け止め方などが直接的にではなくじわりと沁みるような、行間を読ますような物語でした。恋愛小説なんでしょうね・・・と思ったのは読後。2016/02/19

がぁ

5
よく書かれている作品だとは思うが、途中に不要だと感じる挿話があったりして、集中して読むことができなかった。2016/03/13

ゆっ

3
依頼とはいえ、亡くなった女性の代わりとして生きるとはどういう気分なんだろう。とっても不思議な小説。オチが意外過ぎてかなり驚いた。どうしてこうなっちゃったのか安達さんに聞いてみたい。2014/03/15

moonchild

3
不幸なことに、別れは突然訪れる事がある。そんな時、誰もが「あの時、こうしていたら...」と思わずにはいられないだろう。そう後悔することで、実は自分が救われたいのだ。赦されたいのだ。一度、発してしまった言葉は戻らない。そう思ってしまった心は消せない。2013/12/17

Motley

1
★★★2012/02/19

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