ＬＩＦＥ☆ＬＩＦＥ

著者名：月山可也【著】

講談社（2014/04発売）

• ISBN：9784063846218

内容説明

『エリアの騎士』の月山可也が描く【死】を巡る物語!!　「人生」の最期の3日間、あなたは何をしますか？　――死者の魂を刈り取る死神・鴉閑九郎（からす・かんくろう）。対象となる者の「死」の3日前に彼は姿を現す。残された時間で、対象者たちはそれぞれ「最期の願い」を叶えようとするが……。歯を食いしばり、生きてきた人々が、「死」に直面した時に求めたものとは？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ふろぐ]

「人生最期の3日をどう過ごすか」というテーマに惹かれてなんとなく買ってみた。予想以上に良かったうえに私のツボを刺激しまくりで涙腺崩壊するかと思った(இ௰இ`｡)　単行本はこの1冊きりなので、これはぜひオススメしたいなぁ

2012/01/20

[といさま]

☆4.5。死神もの、といってある特定の話を想像できれば、まず外れていないお話。そして、展開されている話、ヤマもよくあるものではある。が、それでも面白いし、少しうるっとさせられる。こういう話、やっぱり好きだなぁ。単なるオムニバスか、と思いきやちょっとした関連付けもされていて、そのあたりも心憎い。全体的に良作だが、絵の問題と、進行上やや問題のある転換、意味が通じないだろうという表現なども少しだけ見受けられるので、その点で0.5マイナス。それでもこの種のテーマはやはり良いです、絶対にお勧めです！！

2012/01/18

[烟々羅]

じつは表紙の画を見て、サンデーで「アクロ」描いてたひとかと思って手に取った。マガジンで「エリアの騎士」連載してる人だった。どちらも好きな画柄だけど、似てないきがするんだよなぁ……　ストーリとしては、今日の私にはふつうと思えた。受け取り手のわたしのコンディションかもしれないし、デビュー作なれば、ほんとうに「最初はこんなだった」で済ませて良いのかもしれない。

2012/01/21

[はんたま]

「エリアの騎士」月山先生の初連載作ってことでいいのかな。話は良くも悪くも王道。絵の上手さとも相まって、なかなかの作品に仕上がっている。ちょっとパンチが足りないかな。

2012/03/01

[ふぁんた]

妹に借りた。死ぬ3日前に死神に告知されたら何をする？という、テーマとしてはベタな連作短編集。ほんとにベタなテーマなので、話の先はだいたい読めるんだけど、前の作品の登場人物が後の作品にも出てくるという関連付けがうまく活かされている構成だと思った。5話だけちょっと異色だけど、お話としては実質4話で終わってるので、作品のまとめとしてはこの〆でいいのだろう。私の心にツボったのは3話「黒川健吾」。この話だけ泣いた。

2012/02/20