木造仮設住宅群

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木造仮設住宅群

  • ISBN:9784780801743

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内容説明

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この本は、仮設住宅という建築だけを扱うものではなく、まして作品として見るためのものでもない。暮らしてきた町を失い、暮らしてきた家を失い、家族や知人と離ればなれになった人たちがともに生活することでつくり出した景色、それが木造仮設住宅群である。

この本は、人間と建築を撮り続けてきたカメラマン・藤塚光政による木造仮設住宅群の記録である。

目次

希望-木造仮設住宅が描き出す日常
福島の杉-豊かな県産材でまかなう
ログで建てる-マシンカットログ工法と工程
木の空間-1次募集ログハウス仮設住宅
深化した木の空間-2次募集ログハウス仮設住宅
まちをつくる-配置計画とコミュニケーション
三春町の木造仮設住宅-地元の力を結集
板倉の木造仮設住宅-4寸角材と厚板でつくる杉の家
恵向公園ロハス集会所とグループホーム-自然エネルギーを生かす
南相馬集会所-記憶に刻む、壁画と塔〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Quijimna

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東日本大震災で膨大に必要とされた仮設。味気ないプレハブ「住宅」ではなく、東北に無尽蔵に眠る国産材をふんだんに使って、フレキシブルで心地よい「住まい」を造ろうとした人びと。全カラーの意気込み高くビジュアルさはよいが、官と業界の権益と体制にどう潜り込んだかの顛末、住んだ人びとの物語などが希薄だったのが残念。★★★☆☆2012/01/19

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