内容説明
立春、立秋などの「二十四節気」を旧暦だと思っている人が多いようですが、じつはこれはたいへんな誤解です。むしろ二十四節気は新暦とよく合っています。なぜでしょうか。それもそのはず、二十四節気はれっきとした太陽暦だからです。(本文より)著者は「暦の会」に所属して現代日本人に蔓延した「暦オンチ」を嘆き、啓蒙につとめている「理科系」の活動家。世に溢れる日本古来の節気と旧暦の混同、トンチンカンな解説の多さに危機感をつのらせ、文科系にも分かる暦の基礎知識を書き下ろした。
目次
1 科学としての二十四節気(二十四節気は純然たる太陽暦 平安貴族も現代人も、立秋の日はまったく同じ ほか)
2 暦の「超先進国」だった中国(二十四節気はいつごろ生まれたのか 惑星運動や日食も予測した「三統暦」 ほか)
3 中国に追いつけ、追い越せ―日本の暦(邪馬台国は「正歳四時を知らず」 暦はいつ日本にもたらされたか ほか)
4 いろいろな「暦註」について(「十干十二支」って何だろう? 井原西鶴の勘違いだった「丙午」(ひのえうま) ほか)
5 二十四節気と現代社会(日本人の「季節感」はどのようにして生まれたか 暦は契約社会のインフラ ほか)
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