内容説明
歴代王の波乱の人生からユニークな衣装や髪型のルール、特権階級・両班の日常まで、韓流時代劇を観る際に誰もが疑問に思う朝鮮王朝の制度やしきたりをわかりやすく解説。この一冊で韓流時代劇が100倍楽しめる。※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詠月
9
韓国には中国や日本のようなお茶、西洋の紅茶や珈琲などのような嗜好飲料のお茶習慣がないので不思議に思ってました。その原因が朝鮮建国に関わる壮大な話でしたので驚きです。穀物系のお茶のはじまりも興味深く、お茶(緑茶)のかわりに香辛料というのも納得でした。2013/08/23
きらり
1
韓流ドラマをみて、ストーリーはわかっても、時代の時系列がわからず、それを知るために読んでみようと思った。他にも歴代王や王妃のエピソードも面白く、今までわからなかった言葉やいったいいつの時代の話だ?となっていたのが、本を読んでわかるになり、少しスッキリ2014/12/05
あらたま
1
「"華麗なる王朝絵巻"は漢城に暮らす王とその周辺の支配層だけにあった。」という序文に始まり、儒教倫理に従った序列の頂点である王から、賤民の状況まで明記しているのが凄い。個人的に衣服装束の名前が載っているのが資料的な意味で◎。嫌韓系の本にありがちな、制度の破綻だけを書き立てるのではなく、その出発点と失敗の理由まで記述しているので、歴史的な流れや関連性も非常に判り易い。「両班は仕事しない」は知っていたけど「その為に沢山奴婢が必要」→「奴婢を使う為に農民に重税」というのは気付かなかった。2012/05/19