内容説明
あなたがあなたらしく生きるために――心の片隅に「不安」と「寂しさ」があるのなら、一度、向き合ってみませんか?この本は、「不安」と「寂しさ」を抱える人のためのものです。人生のくすり箱みたいに、そばにおいて、使って、役立てていただければ、これほど嬉しいことはありません。「暮しの手帖」編集長・松浦弥太郎が綴る、初の実践的人生論。
目次
第1章 「ふたつのこと」を見つめよう。(将来が不安なあなたに 自信がもてないあなたに ほか)
第2章 「ふたつのこと」を受け入れよう。(失敗を恐れるあなたに 臆病なあなたに ほか)
第3章 「ふたつのこと」をゆるそう。(嫌われたくないあなたに 辛さから逃げたいあなたに ほか)
第4章 「ふたつのこと」を愛してあげよう。(見た目を気にするあなたに 自分が嫌いなあなたに ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
164
満たされない思いはどこからきているの。人と人が向き合うことは簡単そうで難しい。不安も寂しさもどんどん大きくなる。ああ一人になりたい。…今日の自分は嫌い。理由は分からないけれど好きになれない。いいよ君はそのままで。そう自分に言い聞かせてみる。…涙をぬぐったハンカチが乾いている。手のひらをふと見つめてみると、なぜか少し落ち着いた。…だって辛いときはあるだろう。上手くいかないときもある。人はあなたが思うほど嫌っていない。そして皆、同じように悩んでいる。だから自分をそんなに責めないで、そっと胸に両手を重ねてみて。2021/10/16
masa@レビューお休み中
121
そういえば…。表題にある『愛さなくてはいけないふたつのこと』とは一体なんだったのだろうか。ページを閉じた今となっても、そのふたつが思い浮かばない。気になって、もう一度本を開くと…ありました、ありました。愛さなくてはいけないふたつのこととは、「不安」と「寂しさ」です。松浦さんは、その誰にでもある不安と寂しさを抱きしめ、愛する強さをもちたいと願いながら、手がけた本だそうです。どうやったら、日々生まれる不安や寂しさをなくすことができるか。そんな負の感情とうまく付き合う方法を教えてくれます。2015/04/05
紫羊
41
前向きになれる本。ここに書かれていることを普段から意識して生活しよう。でも、人生で遭遇することは全て学び、というのは違うような気がする。2018/02/04
アコ
34
誰しもが抱える「不安」と「寂しさ」。これにどう向き合うかを優しく説く良書。ポジティブだなーと感じる著者は、やるべきことをキチンとやっている。自分自身を愛し、自分らしく生きることの大切さを教わる。そうか、今日を精一杯生きて、先のことより今日の充実感・達成感を味わうことはの重要性を忘れていた気がする。“今”だけに集中し逃げない→これでやるべきことが決まる、というのは納得かも。つい未来に不安を感じてアレコレ悩むけども、順番にひとつずつ丁寧に片づけていくということを真似したい。薬箱のイラストがぴったり。2017/09/11
フジマコ
31
僕だけじゃないと思う。みんな、あっちに行ったりこっちに来たりしながら、自分が信じるものを見つける。でも、その信じたモノを僕たちは時々信じられなくなり別のモノを信じようとしたりすべてを投げ出してしまおうと考えたりする。そうやっていっぱい回り道をして僕たちは大切なものを見つける。それを信念というんでしょうね。僕にも信念があります。そのやっと見つけた信念でもいまだに揺らいだりします。弥太郎さんの本はその信念を再確認させてくれるんで、僕は時々手に取って正しい方向をを向いているかチェックするんです。2015/02/22
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