新潮新書<br> 問題発言

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新潮新書
問題発言

  • 著者名:今村守之【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 特価 ¥462(本体¥420)
  • 新潮社(2012/06発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106104466

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内容説明

政治家は激情にかられて口走り、財界人はつい本音を漏らし、芸能人はうっかり口を滑らせ、スポーツ選手は浅はかにしゃべり、マスコミは煽情を先走らせた……かくも愚かで、あまりに理不尽、思わず失笑してしまう暴言、迷言、珍言が満載。一九四五年の終戦から東日本大震災の二〇一一年まで、六十六年間に放たれた発言は、どのような問題を引き起こしてきたのか? 「舌禍」の日本戦後史。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

127
問題発言…する人って、本心が出ちゃうんだと思うんです。どこかに、別にいいじゃない、言ってやったぞ、騒いでいる周りがおかしい、って人が多いような気がします。確かに、最近はかなりの発言が制限され、やり過ぎなところも見受けられますが、救いようのない発言や、問題にまではならない悪い心が言葉の端に見え隠れ…。発言者の周りには、巻き込まれて大変な人、傷つく人も沢山いるんです。文中には国会議員、地方議員の多いこと。最低限のマナーは守りましょう!そのような仕事を目指す人は、得てして…これ以上は問題になるので、申しません…2020/10/02

hatayan

55
1945年から2011年までに、いわゆる舌禍を生んだ政治家や芸能人、作家の発言について各章4頁程度を割いて解説。 被疑者に「ぶっ殺すぞ!」と口走った検事は『検事失格』を上梓。原発での事故を期待する市長の発言は内橋克人『原発への警鐘』、沖縄返還の密約がもみ消された事件は澤地久枝『密約』、三島由紀夫の最期の一日は保阪正康『三島由紀夫と「楯の会」事件』などの作品になっています。手軽に読み流せる本ですが、引っかかった発言から過去に著されたノンフィクションに親しむきっかけを与えてくれる一冊です。2020/05/10

金吾

27
週刊誌を読んでいるような感覚で読みました。妄言もあれば、問題発言にさ当たらないと感じる発言もありましたが、楽しめます。質問者に悪意がある場合もありますが、政治家に関しては、元来頭がよろしくない上に日頃何でも許されている部分から失言と感じました。 2024/01/03

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

16
終戦〜現代の物議を醸した問題発言集。軽い気持ちで読み始めたら、予想以上に面白い。一つ一つが好読物になっていて、発言の背後にある世界の姿がきちんと書かれている。何より著者に反骨精神があって気持ち良い。新潮新書はこういう感じの本がちょいちょいあって好きだ。2012/04/20

Gamemaker_K

13
とにかく、油断しない、感情的にならない、挑発に乗らない、だな。沈黙は金。俺もしゃべりについてはディフェンシブに行こう。…昔の紅白歌合戦でのこと。白組トップバッターの少年隊の曲紹介で、加山雄三が「仮面ライダー!」と全力で言い放ったシーンが忘れられない。この本の枠の外だけどね。2019/06/25

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