ダ・ヴィンチブックス<br> 価値観再生道場 原発と祈り

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ダ・ヴィンチブックス
価値観再生道場 原発と祈り

  • 著者名:内田樹/名越康文
  • 価格 ¥1,152(本体¥1,048)
  • KADOKAWA(2014/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784840143264
  • NDC分類:543.5

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内容説明

いまだ続く原発問題をどのように捉え、震災後も不安が続く日本でどのように暮らしていくのか。悲しみや怒りに囚われて心が壊れてしまいそうなとき、心と体をととのえるための「祈り」の力とは? 雑誌『ダ・ヴィンチ』連載「価値観再生道場 これなんぼや?」を書籍化。

目次

第1章 原発と鎮魂
第2章 ゴジラと原発
第3章 原発と祈り
第4章 祈りと呪詛
第5章 放射能と進化
第6章 転化する病
第7章 ショッカー化する人々
第8章 今を生きるための心構え

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gatsby

13
内田先生と名越先生の対談なら、興味はあるけど、いつもの感じかな…という感想だったかもしれない。もちろん、それは面白くないということではない。橋口いくよさんが、何と言おうか、二人を完全に食ってしまっている。なぜかすぐに買ったのに放置していたのが惜しい。もっと早く、橋口さんに出会っていたら、もっと幸せな読書ができただろうに… いや、今からでも遅くない。また何らかのメディアにおいて、彼女に会いたいと思わせる存在であった。「祈り」はいいことを願う、「呪い」は悪いことを願う。やっぱり、前者でありたいよね。2013/01/31

Nobuko

5
震災から9年。いまだに震災関連のニュースを見ると落ち着かなかったり、ぞわぞわする感じがあるのは、同じ時代に生きて、なぜか自分は被災せずに生き残ってしまったという罪悪感なのだと腑に落ちる。祈りによってしか救われない。しかし、まだ私にはそんなに一心には祈れない。今を生きる心構えの章でははっとさせられた。「大切なものを捨てる心構え」自分にだって家族にだって別れは突然襲ってくるかもしれない。そう思うとまた鬱々となるが「毎朝、今あるものを捨てるシミレーションをして自分の『物語』を持っておくのが大切」らしい。覚書。2020/03/20

嘉月堂

5
瞑想したり祈ったりすると精神的肉体的に整理されたり、いろいろなものが見えてくるんだそうですが、なかなか。原発に祈るっていうのは意表を突かれました。原発っていうと諸悪の根源みたいなもんだと思っていたんですが、40年間不眠不休で電気を供給してくれてありがとうっていう発想はなかったですねぇ―。内田氏がおっしゃっていましたが「怒っちゃいけない。」そうです。いろいろな意味で力が弱まるそうです。私が住んでいるところも放射能の影響があるようなので、移住でもなんて考えないでもなかったですがもっとタフな生き方をすべきか?2014/08/26

ようこ

5
怖くて怖くて自分の中で整理のつかないような出来事が起きてしまった時にどうやって受け止め、生きていったらいいかというのを対談で語り合っている本。怒るとか呪う感情から自分を開放して冷静になること、ショッカーのように考えることを放棄し従順になるより考えることをやめないように注意すること、一瞬を大切にしながらなんでもない日常を重ねていくことの大切さみたいなものかな、この本のメッセージは。拡大解釈かもしれんけど。2012/01/25

音色

4
内田樹さんを知らずに読んだ。惚れた。私も事故当時、原発に祈ってた。このごろこそ、また祈るとき。祈ろう。2013/08/08

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