集英社文庫<br> 怪のはなし

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集英社文庫
怪のはなし

  • 著者名:加門七海【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 集英社(2016/02発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087467765

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内容説明

物心ついた頃から、数多くの「この世ならぬモノ」たちと遭遇してきた著者。嵐の夜、停電した自宅に入り込んできた不気味な「何か」。東京大空襲の日がくると現れる、ボロボロで痛ましい姿の子供たち。夢の中から抜け出してきた猫とふれあい、侍の幽霊と東京を散歩する…。恐ろしくも、時に物悲しく、時に心温まる20の怪異を再現した、究極の実話怪談集。あなたの知らない、リアルがあります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

117
この方の作品は絵本とアンソロジーでしか読んだことがありませんでした。短編が20収められていてこの分野が好きな私にとっては楽しめました。この筆者が本当に経験したように書かれていますが、どこまでが事実なのかわからなくなります。「新・耳袋」のような感じもしました。2020/05/08

ねりわさび

95
短編で構成された怪談本。文体が繊細で読み物として上品さに満ちているのですがそれゆえに恐怖感の物足りなさも感じる。読みどころは刀の話と黒いシャーマンの話など。語り部の主人公が格好良いので加門七海ファンのclamp猫井椿さんならスタイリッシュに漫画挿し絵にしてくれそう。季節柄、盆前に読んでおくのも良いかもしれませんね。2022/08/03

miel

44
そこはかとなく怖いのは実話だから、フィクションであればもっと話に抑揚が付きオチもしっかりしているのだろう。薄ら怖い話の連続は読後に来る。オカルトの世界は深いな。良くも悪くも、人の思いの強さには血の通った熱さが感じられる。もちろん怪談だからひんやりしてるんだけど核の熱量が半端ない。そしてその理解を超える熱量が怖いのだと。だって理解不能だもの、ヤバいに決まってる。2020/04/27

田中

40
著者が実際に体験した話だから訴求力があります。読んでいて背筋がざわざわしてきました。「刀の話」は物体にも思念があるのかと驚きます。「雑踏の話」は僕のように長年都心で営業をしていると、確かに魔物が潜んでいてもおかしくないと思います。実際に変な話を聞いたことがあるし、僕も何度か不思議な目に遭いました。一つ言えるのは何か嫌な感じのする場所や物からは直ちに立ち去ることです。この実録本は恐かった。。2017/06/21

モモ

28
加門さんが全国を巡って体験された話。知っている場所があったりして、なかなかの怖さ。出羽三山の神隠しにあったかのような登山。一般公開されない、できない?神像。節分に豆まきをしたら部屋から何かが飛び出していった話。昔からの行事には厄をはらう意味があるのかも。東京国立博物館にある国宝の刀も興味深い。また加門さんの作品を読んでみたい。2019/10/22

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