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内容説明
明治中期、宮中近代化のために招聘され、新宮殿での憲法発布式典を見届けて帰国したお雇い外国人、モールの日本滞在記。威厳ある若き天皇への謁見、知性と品位を備えた皇后への賞讃、「宮中衣裳問題」での伊藤博文との衝突など、欧化を急ぐ立憲国家成立期の宮廷社会を知る必読文献。さらに関西、箱根、日光、磐梯山への旅など、各地の風物も豊かに描く。(講談社学術文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
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2013.09.06(つづき)オットマール・フォン・ムール著。 2013.09.05 ◎本書について=長谷川つとむ ◎日本への旅立ち。 出発。 1886、私、当時、ペテルブルク駐在ドイツ帝国領事であった。 仕事は多く、愉快なこの職場であった。 極東のミカドの宮廷という職場、夢にも思わなかった。 ドイツ外務省枢密顧問官フムベルト氏の手紙。 日本外務次官青木周蔵氏。 2013/09/06
i-miya
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2013.09.01(初読)オットマール・フォン・ムール著。 2013.08.31 (カバー) 明治中ば、宮中近代化のため招聘、新宮殿で憲法発布式典見届け帰国したモールの日本滞在記。 威厳ある天皇への謁見、知性と品位の皇后への賞賛。 宮中衣裳問題で伊藤博文と衝突。 関西、箱根、日光、磐梯山への旅行、各地の風物、豊に描く。 (オットマール・フォン・モール) 1846-1922、ドイツ外交官。 1889、帰国、来日1887.04-1889.03の2年間。 2013/09/01
i-miya
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2013.09.15(つづき)オットマール・フォン・ムール著。 2013.09.14 +ベルタン=フランス軍艦建造技師、年俸10万フラン。 +イングルズ大尉=イギリス、実戦用艦隊勤務訓練指導。 +イルグナー中佐=ドイツ、クルップ社製大砲→イルグナー中佐(クルップ社技術代表者)&クイリース(商人、アルトナ出身)により推進。 ◎東京。 徳川幕府は、最高指揮を執りながら、神聖なる天皇の世襲の名代という表現が用いられるのは、注目すべきことである。 2013/09/15
i-miya
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2013.09.08(つづき)オットマール・フォン・ムール著。 2013.09.08 フォン・ブラント氏、ドイツ東亜協会。 青木のベルリン滞在は足掛け20年、に及んだが、青木はその間、ベルリンの指導層、政治、芸術、学問の有名人とさかんに交際した。 北ドイツの有力家で、ポンメルンの貴婦人、エリーザベト・フォン・ラーデとの結婚。ベルリン駐在、日本公使館に優美なドイツの風俗と結合した日本の高貴な芸術という性格を与えた。 2013/09/08
i-miya
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2013.09.07(つづき)オットマール・フォン・ムール著。 2013.09.05 フォン・フェルレーベン氏。 ハイデルベルク大学ヴァンダルクラブ大先輩。 全能のイギリスに対抗、ドイツ商社は頭角を現し、旧ハンザ同盟都市が開いた東アジア沿岸航路ではいたるところでドイツ商船が見られた。 最も早く日本に登場したのは医師、自然科学者のオランダ商館に仕えたフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトであった。 2013/09/07