なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

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なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門

  • ISBN:9784484112244

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内容説明

著作権って何? どうして必要なの? 自分で本を自炊すると著作権違反になるの? 著作権がないと面白い作品は生まれない? TPPに参加すると著作権はどうなる? デジタル時代に生じる素朴な疑問をめぐって、気鋭の弁護士、福井健策と評論家の岡田斗司夫が対談。話題は電子書籍の自炊から、コンテンツのマネタイズ、国家とプラットホーム、情報と経済の新しいあり方まで、縦横無尽、とんでもないところに飛びまくる! 岡田斗司夫の大胆な発想に、福井弁護士はどう答えるのか!? 本書を読めばデジタル時代の著作権との向き合い方、そして未来が見えてくる。

目次

01 電子書籍の自炊から著作権を考える(電子書籍の自炊はいけないこと? 家族が1万人いたら、自由に「私的複製してもいい?」 ほか)
02 著作権は敵か、味方か?(意外に新しい著作権という考え方 プラトンとアリストテレスとダイエット ほか)
03 コンテンツホルダーとプラットフォームの戦い(著作権がないと社会はつまらなくなる? 日本はコンテンツ輸入国だ ほか)
04 クリエイターという職業(野球でメシは食えない プロとして食えるのは日本で1000人 ほか)
05 ネットの中に国家を作り上げる(全メディアアーカイブ構想とは? オプトアウトで大量のコンテンツを集める ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

80
著作権に関するネタが飛び交うWeb上で、冷静な議論を始めるためにおススメな一冊。著作物がもつ情報財としての性質(排除不可能で競合性がない。ミクロ経済学で定義されている)と、著作権法のゆえん(大陸法or英米法)について。しろうとの人が著作権法を網羅することは難しいが、知っておけば、応用が利きそうな初歩の知識が書かれている2014/09/11

へくとぱすかる

57
デジタル化が生んだ著作権のジレンマ。対談は、自炊をめぐる攻防から始まり、どこに解決点を求めるかについて。話が中盤からぐんぐん壮大になり、結局デジタルとはパンドラの箱だったのだと思い知らされる。創作は、着地点をマネタイズ(初めて聞きました)以外に見いだすことができれば、大きな破綻は回避できるようにも思うが、発行後の7年で、状況はどれだけ変わったのか?2018/02/15

あふもん

43
ふむふむふむ、おもしろく読んでたんだけど何か感想が出てこない。まだ自分自身に直接的な著作権の問題が起きてないからだろうか(^^;ただどうしてもボクなんかは世の中のモノゴトの無料化の流れは止められない気がするし、著作権の権利ってどっちかっていうと縮小していく気がするなぁ2017/09/21

ヒデキ

22
既に10年前の著作ですが、岡田さんの発想の吹っ飛びかげんに相変わらずビックリさせて貰えました。 ある意味で振り切った発想をするからこそ物事の本質をしっかり斜めから切り込んでいってくれているのでしょうね。 クリエイターと著作権の違いもなんとなく判ってきました 2021/02/07

nekozuki

17
3年強ぶりに再読すると、リアルで起こっていることとの整合性に驚く部分が多い。全コンテンツアーカイブはグーグルよりもAmazonが近づいてる(日用品から、電子書籍、音楽、映像作品まで)。地域通貨の発想も仮想通貨全盛期の今見直すとすごい(通貨発行権の分散はハイエクが唱えているが)。2017/02/14

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