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内容説明
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小泉ジュニアを主人公とする近未来政治マンガ。危機は2015年に起きる──。日本政府は財政の立て直しで成果を出せず、国債が大量に売れ残る「札割れ」が起きる。時の首相は、売れ残った国債をすべて日本銀行に引き受けさせるが、この日銀引き受けが「財政破綻」のシグナルを市場に送ることになり、国債価格は暴落、長期金利は跳ね上がった。インフレを怖れた消費者の商品買占めや、金融機関への取り付けが相次いだ。この非常事態の中で、小泉進次郎が首相に就任する。まず初めに、小泉は、フリードマンの『資本主義と自由』を掲げ、フリードマンが主張した農業補助金の廃止から負の所得税までの政策を「10の約束」として打ち出すのだ──。
目次
小泉ジュニア首相の誕生
小泉チルドレンの逆襲
88年ぶりのモラトリアム
狂乱物価ふたたび
公務員給与をカットせよ
『世代革命』が始まった
Too Big to Fail
大阪独立宣言
ゼネラル・ストライキ
強いリーダー待望論
インフレは財政を救う?
最後の貸し手
マッカーシー将軍の来日
第二の郵政解散
政治が信頼を取り戻す日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さきこ
7
僕は小泉新次郎も池田信夫も嫌い。その上でこれを読んだが、やっぱり嫌い。 6ページでいきなり国債が札割れを起こし、それに基づいて話が進んでいく。その前提に納得できないので、全然ついていけず、話に入り込めなかった。あらゆる部分で競争して弱者は淘汰されればいいという考え方はどうしても納得できない。唯一、負の所得税くらいかな。 ただ、解説で池田さんが述べている、フリードマンが「正しくないからではなく、あまりにも合理的で、政治的な既得権益を破壊するから」永遠に実現されないというのは納得。2013/05/12
佐藤一臣
6
長期国債の札割れから日銀引き受けをさせたら邦銀が国債を売って外資が空売りをかけて長期金利が10%になるという構造が破綻のきっかけはないだろう。フリードマン10項目実現への軌跡がないのが残念。農業、労組、金融機関、放送、高齢者、医療、教育など既得権益者をどう説得したらどんな抵抗をするのかを細かく描写していないし、それが実現することは永遠にないと結論づけている。かなりつまらない本だ2022/07/24
戸川 純子
3
再読?全然覚えてなかった。2015/07/13
うえ
3
2ページ目でハイパーインフレになり日経平均株価が6000円割ってた。何を言ってるのかわからねーと思うがry なんぞこれ('〜`;)2014/02/11
どりたま
3
この本(マンガ)を読むとやはり怖くなった。何がきっかけで国債の暴落が起きるかは別として、もし暴落したらこのような日本になることは容易に想像できる。その対策を考えるべきか、そうならないように先送り政策を考えるべきか?個人個人の準備も考えるべきだとこの本を読んで改めて思った。2012/09/24