内容説明
トスカーナ貴族の娘アレッシアは父に強要され、一族の経営するワイナリーへの投資家を迎えに空港へ赴いた。だが、最終便にもそれらしき人物は乗っていなかった。憤慨しながら彼女が車を発進させたとたん、フェラーリに追突し、降りてきた男性と激しい口論になる。その男性こそ、アレッシアが迎えに来た投資家だった。家長のチェーザレに代わり、息子のニコロが来たらしい。なんて魅力的な男性かしらと、一瞬アレッシアの心は揺れた。でも、私がこの人を好きになることは絶対にない。なぜってニコロ・オルシーニはシチリア出身のマフィアなのだから。■ニューヨークの名家出身の4兄弟が恋に落ちる姿を描く〈オルシーニ家のウエディング〉も今月で最終話です。情熱のおもむくまま、秘密の結婚をした二人。はたしてそのゆくえは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みろん
1
破綻寸前のぶどう園の経営者の娘と、ぶどう園に投資を考えている投資家とのロマンス。 一触即発のようにぎゃんぎゃん言い合ってたふたりなのに、後半は雰囲気変わりすぎ…(笑)。 2012/01/21
akiyuki_1717
0
ヒロインは父である伯爵がロクデナシのため、自分は違うと思ってるけど、ヒーローの父親がギャングのボスとわかると、彼も父と同じ人種だと決めつけているところや、自分では立派な仕事と思っていても、他人からは遊び半分のようにしか思われていないなど、およそ自分で思っているような人格ではありません。終盤でヒーローが信じきっていたヒロインを信用していない彼女の父親との会話の一部だけを聞いて、騙されたと言い訳も聞かず、乱暴な扱いをするなど、終始一貫、人間性に問題ありありで終わりました。2015/06/14
Mari
0
★★☆2012/04/01
MOMO
0
前半、思いっきり上から目線の俗物お貴族様なアレッシアちゃんですが、後半、彼女の態度はガラリと変わります。その変わりようときたら、まるで別人のよう。なんせ、前半は何かにつけキャンキャン騒いでいたのに、後半はニック君のペースにやられっぱなし!おまけに実の父ちゃんにまで良いようにあしらわれてるしさぁ。まぁ、可愛いおせっかいさん達のおかげで無事ハッピーエンドを迎えたものの、結局ヴィットリオ父ちゃんの横領疑惑も、母ちゃんの状況もハッキリしないまんま終わったわねぇ。おまけに、いったいどこが謎めいてるのか皆目わかんない2012/01/29