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内容説明
リサーチ費用がふんだんにあるわけでもない、中小・ベンチャー企業が海外でビジネスをするには、何から手をつけたらよいのか。日本の中小企業の経営者は、有名企業や神話起業家のグローバル戦略ケースを手に取り、「やっぱり、うちには縁のない話だ」とため息をつくことになる。本書はその穴を埋めるのが目的である。ヨーロッパを中心とした海外の中小企業がいかにビジネスをしているか。イタリア、米国、ドイツ、フランス、英国、日本の元気な中小・ベンチャー企業が元気な会社に取材をする中で、ビジネスモデル、海外ビジネスにおけるコツ、異文化対応などの面を明らかにしていく。また、ミラノ在住のビジネスプランナーである著者の実感から得られたヨーロッパ企業の「シリコンバレーへの敗北感のなさ」は、新鮮な切り口。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
33
活路!中小故の柔軟性と機動力。提携、異文化など、既成概念に捉われない”枠”を、如何に創造するか。中でも興味深いのが「ローカル」と「ルール作り」。どちらも嗅覚を活かして自ら道を切り開くのだが、後者は”政治家”が曲者。どこかきな臭いのが気になるところ。企業では「ABL」。自他のCompetencyを踏まえたWin-Win。既成概念、特に競合他社との”距離感”も、戦略の一環として機会と見るか、リスクと見るかの差異。胆力が試されるところかもしれない。2015/02/12
犬こ
26
筆者がイタリアにいた為、イタリア、ヨーロッパよりの企業の説明が多いのが、この本の特徴。著者いわく、本書は中小・ベンチャー企業の経営に携わる方に読んで頂くために書きました。大企業にお勤めの方は、本書をお読みにならないでください。とのこと。若干、一社、一社の事例内容が薄い感があるけれど、他国の中小企業の実状を知るのは、良いことだと感じました。2016/03/16
清游@草ぶえの丘で森林浴♨︎
25
どローカルを自分の脚で確かめないと、何も見えて来ない。何も自分の言葉で語れない。2020/01/21
中島直人
16
(図書館)やっぱり最後は、本当に大事なのは、人、人材ということなのかな。一つ一つのエピソードは、体系立てられてもいず、内容も薄く、はっきり言ってもの足りなたあけれども、あとがき含めての全体を鑑みれば、選るところありと感じられる。これからは、政治力も持つ一握りの巨大企業と、中小企業か、世の中をリードしていく中心的な存在ちとなるのではないか。2018/04/15
miyatatsu
9
これからの激動の時代においては何をするにも時間のかかる大企業よりも身の軽い中小ベンチャー企業に大きなチャンスが回ってくるのかなと感じました。2019/10/01