ＳＤ名作セレクション（テキスト版） サカサマホウショウジョ

著者名：大澤誠【著】

集英社（2014/03発売）

• ISBN：9784086306492

内容説明

【ＳＤ名作セレクション（テキスト版）】ある日、魔法少女たちが住まう魔法国家まほろばがこの世界に現れた。親善大使として日本の学院に派遣された魔法少女・ゆうまは不安にかられる国民の安全のため、この世界の征服を企んでいた！　手始めに派遣先の学院を支配しようとするゆうまだったが、そこに待っていたのは想像を絶する能力を持った生徒たちばかり！　ここでは魔法少女などただの一個性でしかなかったのだ。早々と世界征服をあきらめたゆうまだったが、学院にはさらなる影が迫っていた…!?　第１０回ＳＤ小説新人賞優秀賞受賞作、リリカルに登場!!　※この商品にはイラストが収録されていません。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[shiogi]

ところどころ違和感を感じたり破綻してるところがあるものの、そんなのを跳ね飛ばす勢いのある文章はよかった。けっしてうまいわけじゃないんだけと、これでこそ新人作家って感じ。というかゆうまは結局何歳だったんだろう。

2011/11/28

[無銘]

魔法の国から親善大使として日本に派遣された魔法少女・ゆうまが、受け入れ先の「幻城址学院」で過ごす騒がしい日々。異世界からの来訪者が周囲を振り回すのではなく、むしろ学院側のほうが明らかに常軌を逸脱しただったという展開が面白おかしい。後半の大事件は嵐の山田に対する愛の深さと、アンノンを救うことを諦めないゆうまの真っ直ぐな想いに心打たれる。山田も、相当にひねくれてはいるものの、嵐への信頼と依存は疑うべくもなく、味のある良いキャラ。しかし、嵐が止めなかった場合の山田とゆうまの歴史もあれはあれで楽しそうだ(笑)

2012/03/30

[シュエパイ]

おぉ、割と最初のほうで『魔法少女』的な存在感がどうでもよくなった、フリーゾーン大混戦（最近なら六畳間の侵略者）的な意味で。ある意味、思い切りがいい（笑）あと、肉って（笑）やー…えーっと、あれ、サカサだかサカサマだかの意味って、結局なんだったんだろう？？

2011/11/27

[不知火ぬい]

文体が独特。軸は面白いけどあんまりキャラクター達が好みではなかった　かも。

2015/01/21

[ころん]

魔法国家まほろばから親善大使として派遣された魔法少女と、まほろばに復讐することを望んでいる魔法少女の話。ふたりの魔法少女以外にも変態科学者の男の子や退魔師の女の子が出てきて、とにかくみんなキャラが濃い。読みごたえはあったけど、主題というかストーリーが散漫としてしまった印象。でも一応すべての伏線は回収されてるのかな。後半の魔法少女が戦うシーンとかかなり好き。説明口調っぽい地の文に読みなれていないからなのか、読みにくく感じてしまいました。

2011/12/08