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内容説明
「遠慮」とは、相手を思い、こころを積極的に先へ先へ(遠くへ遠くへ)と動かすこと――作法の基本全てに流れているこの「遠慮」のこころを、訪問、食事、冠婚葬祭、服装、ふるまいなど、日常の作法に触れることで学んでみよう。七百年前の室町時代に確立した小笠原流礼法から、「一日一善」ならぬ「一日一作法」で、毎日一つずつ作法を身につけると、その真の意味や、日本人のあるべき精神がわかってくる。【光文社新書】
目次
序章 礼儀作法の基本は「こころのあり方」<br/>第1章 自分を律してみる<br/>第2章 人を不快にしないこころ遣いを知る<br/>第3章 時・場所・状況をわきまえる<br/>第4章 電話、手紙、Eメールに配慮を持つ<br/>第5章 冠婚葬祭はこころで対応する
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こきよ
28
小笠原流礼法について、知りたいと思い、手にした一冊。武家の作法のみに、とらわれず、レディファーストや洋装・洋食におけるマナーといった事にも言及されており、普遍的な礼儀というものを広範に学ぶことができますね。近頃メディア等で″おもてなし″という言葉のみが独り歩きしている印象を受けるのですが、作法を学び、作法を理解することで出来る、心の余裕こそが大事なのだなと感じました。2014/06/04
ゴールドまであと953日
17
小笠原流に限らず、また日本、西洋の別を問わず、いろいろな場面で、しきたりや作法があるのは、当然のこと。ただ、世間慣れしていないと、それを知らない。そういう昔からの慣習をひていするのはいい面はある、しかし、現実に社会が、そのした慣習をよきものとして生かしている以上、また基本的な常識や良識に基づいた作法もある。特に、男の作法と題した以上、世間に通用する慣習、小笠原流といえば、古式豊かな礼法の第一である。社会で普通に行動する以上、常に念頭に置いて活動したいものである。一挙手一投足を大事にしたい。必要な教養か。2022/03/15
みさと
9
礼儀作法とは、心。あなたを大切にしますという、愛。日本人は、ひと動作ひと文字ひと言、ほんの些細なことにまで相手を思い遣る気持ちを持っていたのだなと、改めて感じました。すっかり忘れてしまっていたことも思い出させ、意識させてくれた一冊。行うか行わないかは人それぞれかもしれませんが、知っておくことはとても良いことと思います。決して押し付けがましくなく、心から思い遣りに馳せた御本。【自分は不器用だからとあきらめるのではなく、くり返すことによって生まれる「強さ」があることを忘れないでいただきたい。】2018/06/01
nikko
9
『“男の”とあるが、それに限ったことではないな。』と思う本。ふとした疑問を持って、手にした本だったが、私にとっては良書。折に触れて読みたいと思う。2013/07/06
のみんぐ
4
読み終わってすぐ「自分も歳をとったな~」と感じてしまった。結構面倒くさいものもあるけど明日から少しずつ実践してみよう。2011/12/18
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