真説忠臣蔵

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真説忠臣蔵

  • 著者名:森村誠一【著】
  • 価格 ¥796(本体¥724)
  • 講談社(2015/03発売)
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  • ISBN:9784062770934

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内容説明

吉良邸で討死した鳥居理右衛門の首級(しるし)が消えた。その顔が、能舞台で「翁」を舞う将軍綱吉の面(おもて)に貼りついた――(「死面皮」)。周到な内蔵助の密命で後備えとして脱盟者に甘んじた高田郡兵衛らは、汚名にまみれた後半生を送っていたが――(「不義士の荊門」)。雪舞う夜を血に染め、士道を貫く赤穂浪士と主を護る吉良の家臣の凄絶な攻防。誉れある義士になれなかった者たちの栄光なき使命を描く第二の忠臣蔵。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キャプテン

47
★★★★☆_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦1702年江戸時代─赤穂事件編】武士道とは何か。戦国の世の果てに、戦国の世に培われた武士道を捨てられない者達がいた。──赤穂浪士。主が問題行動を起こして、即日切腹。その仇を討つために蜂起した、〝武士の〟末裔たち。刹那的に交わされる命のやり取りに、この時代の虚しさがあり、逆説的に美しい。武士道とは、「死ぬことでしか生かすことのできない名誉」なりて、「輝ける死に場所」を失った「武士の末裔」の逆説的に時代に輝かされた不思議な事件という解釈に、納得せざるを得ない。2017/12/26

BIN

8
四十七士以外の短編集。初っ端の「死面皮」が討ち入り後吉良上野介以外にも首なし死体があり、その謎に迫る!的な感じで少し推理小説めいたところがあり、ちょっと違った感じで楽しめた。あとは赤穂義士脱落組ですが、またもや高田郡兵衛で「武士の尾」とも似た話ではあるものの少し違った話。不器用な武士道で、どの主人公も救いがない。勝手な市民の期待や侮蔑は辛いところ、本当にこんな状況だったのかは気になる。2019/04/12

DualBlueMoon

2
面白くないわけではないけど物足りない。2019/12/31

nur1202

2
四十七士以外の人物を中心とした中編集。 最初の話が幻想譚っぽかったので、この調子だとちょっと期待と違うかなぁと思いましたが、以降は普通に時代小説になっていたので安心しました。 あえて、史実の隙間を膨らませるだけじゃなくて、史実として伝わっていることとは違う結末の話もあり、新鮮な感じで読めました。 2015/06/06

ゆの字

2
赤穂浪士を知りたくて読んでみたけど、サイドストーリー的なものだったので失敗した。本筋を知ってから読めばもっと面白かったんだろうけど、でも十分に読めたのはさすが森村誠一さんだと思った。内蔵助がなぜか魅力的に思えたのも不思議。2013/09/23

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