内容説明
東日本大震災の発生を受けて企画された、日本栄養・食糧学会の緊急企画シンポジウム「Emergency Nutrition―災害時における栄養・食糧問題とその対策を考える―」に基づく。
災害時の水分補給、食糧備蓄、食糧支援について、データに基づいて述べる。とりわけ、たんぱく質、ビタミン、ミネラルについては災害初期数日間における欠乏の問題と供給について詳述。また、阪神・淡路大震災における病院での対応、中越地震での食生活支援の実態、東日本大震災での日本栄養士会による支援体制についてなど、実例を踏まえて展開した。
これまで多分に経験的な面の強かった災害時の食糧備蓄、食糧支援等について、各方面の専門家がデータに基づいてまとめたEmergency Nutiritionの基礎資料としての一冊。
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目次
序章 災害時への対応に向けて
第1章 災害時における栄養・食生活支援のための体制整備
第2章 災害時に注意すべきたんぱく質不足の問題と対応
第3章 災害時に注意すべきビタミン不足の問題と対応
第4章 災害時に注意すべきミネラル不足の問題と対応
第5章 災害時に学んだこと、伝えたいこと―日本栄養士会:東日本大震災
第6章 災害時に学んだこと、伝えたいこと―病院現場から:阪神・淡路大震災
第7章 災害時に学んだこと、伝えたいこと―有効な非常食・災害食:中越地震
第8章 災害時における栄養・食糧問題―まとめ