出版社内容情報
われわれがこの社会で「生きづらい」と感じる時、何がそうさせているのか。いま注目を集めるアドラー心理学の知見から幸福への方途を探る、待望の書き下ろし!
内容説明
人が生きるのに楽であった時代はないかもしれない。それは物質的に満たされたかに見える現代も同様だ。神経症となって現れるわれわれの悩みや不安を解消するには、それらがどんな成り立ちを持っているかを知り、従来の考え方を根本的に転換しなければならない。アルフレッド・アドラーの個人心理学は、そのきっかけを与えてくれる知恵の宝庫である。長らくアドラーの研究と紹介に従事したきた著者が満を持して贈る現代人のための幸福論。
目次
第1章 生きづらさの正体
第2章 原因論と目的論―自由意志を救う
第3章 劣等コンプレックス―神経症的ライフスタイルをめぐって
第4章 優越コンプレックス―虚栄心をめぐって
第5章 共同体感覚―他者との結びつき
第6章 メメント・モリ―老い、病気、死
第7章 生きづらさの克服
第8章 即事的に生きる
著者等紹介
岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学に並行してアドラー心理学の研究をしている。奈良女子大学文学部非常勤講師(古代ギリシア語)、前田医院勤務などを経て、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)、明治東洋医学院専門学校(教育心理学、臨床心理学)非常勤講師。日本アドラー心理学会認定カウンセラー、日本アドラー心理学会顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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