内容説明
プリンセス・ガブリエルは父の歓心を買おうと従順に生きてきた。だが、願いはいっこうにかなわず、彼女は愛に飢える一方だった。そんなある日、父から、彼女の婚姻契約が結ばれたと突然聞かされる。相手はイタリア貴族の血が流れる大実業家、リュック・ガルニエ。巨万の富を得て、王家の血筋を盤石にするための結婚だという。父は愛情を示すどころか、最も高い値をつけた男に私を売り渡したのね!涙をこらえながらも、彼女はこれまでどおり従うほかなかった。結婚式当日。祭壇の前には、一度も会ったことのない花婿が立っていた。所有欲もあらわな彼の視線に思わず膝を震わせたガブリエルは、この結婚は過ちだと気づき、生まれて初めての“反抗”を心に決める。■清らかでまじめなプリンセスに突然つきつけられた、見ず知らずの大富豪との政略結婚。従順なはずの彼女がとった思わぬ行動に、誇り高い花婿は……?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
26
先にコミックを読んだ。きれいな絵だったし作品全体の雰囲気も良かった。じゃあ小説も・・・と思って読んだんだけれど、むむむ。コミックでは気にならなかった細かな部分にひっかかって居心地が悪い。コミックで魅力的に思えた登場人物が小説ではそう思えないってことは、あれは漫画家さんのお手柄だったんだ~。お話そのものは深みがないというか、ヒーロー、ヒロイン共に思慮が足りない。感情が先に立ってしっかり考えず衝動的に行動するから、「一国の王女さまと貴族の血を引く大実業家」なんていう大仰な設定に無理があると思ってしまうのよ。2015/11/05
MOMO
1
国のためなら何でもすると言いながら、その舌の根も乾かないうちにあの愚行・・・一国のプリンセスが結婚式の直後にトンズラかましたら、どういう事態になるか、まったく考えていなかったガブリエルちゃん。ほんと、25歳にもなって、何やってんだか・・・おまけに、友人の家に住まわせてもらい、友人の服を借り、友人が雇っている家政婦に面倒を見てもらっているという、100パーセント他人様のお世話になっている生活を、<やっと手に入れた自立した生活>などとほざいてくれるんだから、あきれてあいた口がふさがんないわ!2012/02/09
みろん
1
国王である父にヒーローとの政略結婚を決められたプリンセスと、醜聞を気嫌うイタリア人大富豪とのロマンス。 ヒロインは思慮浅い感じだし、ヒーローも早合点しすぎ。 まあ、どっちもどっち…?2011/12/13
Mari
0
★★2012/03/29
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