内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
鎌倉後期成立の仏教説話集『沙石集』は、一度完成した後も、無住自身による二度の大改訂と後人による改変によって、記述に差異のある伝本が多数存在している。本文の成り立ちや立ち位置もわからないまま、論拠として使用する研究状況に警鐘を鳴らし、現存の全十一写本について、前後関係を解明し系統化する。『ささめごと』や西鶴の諸作品、『醒睡笑』にも引用され、現在ではフランス語訳、英訳もなされるなど、後世多くの読者を獲得し、日本史・宗教史・思想史等の分野にも影響を与えてきた『沙石集』を扱う際の必読書。
目次
『沙石集』伝本研究の現在
第1部 初期的段階の諸本(俊海本概観
俊海本からの改変-米沢本へ
阿岸本の考察
成簣堂本の考察)
第2部 永仁改訂前後の諸本(吉川本の考察
梵舜本の考察
内閣本の考察
長享本の考察)
第3部 徳治改訂以後の諸本(東大本の考察
神宮本の考察
岩瀬本の考察)
『沙石集』伝本研究の総括-課題と展望
-
- 電子書籍
- おひとりさま男子は猫の手が必要です!【…
-
- 電子書籍
- さつてん!【分冊版】 15 MFコミッ…
-
- 電子書籍
- 目が覚めたら30歳、新妻でした ~10…
-
- 電子書籍
- 閉じこめられた山小屋で大胆H 恋愛宣言
-
- 電子書籍
- 名探偵マーニー 3 少年チャンピオン・…