内容説明
“ノンフィクションの自虐”中村うさぎとデブ女装の“最終兵器”マツコ・デラックス。2人の愚かしくも無垢な“異形の魂”再び降臨!特別対談4編も収録。
買い物依存症、ホストとの恋愛、美容整形公開etc…“ノンフィクションの自虐”を突き進む女王様・中村うさぎと、テレビに出るだけで石原慎太郎をイライラさせられる“最終兵器”マツコ・デラックス。2人の魂の叫びを聞け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
62
震災を越えて更にディープに自分抉りに磨きがかかっていく往復書簡。自分の弱さ、欺瞞を徹底的に追求しどこまでも自分に厳しいやりとりがいつしかお互いを掬い上げ、愛情へと昇華していく心の温度に何度も泣きながら。何も直接的に伝えてこなかったマツコさんの活動を影ながらしっかりと見守ってくれていたお母さんの手紙に、孤独ではない自分を確認し号泣したマツコさん。切なくも優しい瞬間に感情がこみあげすぎてもぅ胸も目頭も喉も痛い!孤独への耐性と他者へのリスペクト。なんて素敵な心持ち。私もしっかり刻もう。2015/10/22
kumicom
54
あ、これ続編だったんですね。モノ書きさん2人の往復書簡は必要以上に難しい単語のオンパレードで、ただ一言、「読み疲れた」。うさぎさんとマツコさんっていう、テレビで見る分には楽しくてスカッとるキャラクター2人のやり取りはかなり痛快なんだろうと思って図書館で借りたのに、この交換日記方式だと、テンポがつかめなくてまどろっこしい。ところどころで挟まれる対談のコーナーは、やっぱりポンポンとした会話のラリーが楽しかったんだけどな。会話にはやっぱりスピード感と、顔を見て話すことが大事なのだと認識いたしました。2016/06/04
みゃーこ
36
価値観って違って当たり前だから相手の価値観を否定するんじゃなく、こうやっておもしろおかしく話を展開させていくものなんだろうな~という意味ですごく参考になる。喧嘩になるんじゃないかとヒヤヒヤするようなところもうまくお互いを認め合って調整できるのはやはり根本的にはお互い信頼と愛情が確認しあえているからだと思うけど。まじめに答えを追求しすぎるとヘンになるというのが面白いな~2012/08/18
なるみ(旧Narumi)
31
マツコさん著書「デラックスじゃない」に、マツコさんとマツコさんのお母さんについては書いてある、とあったので、苦手な往復書簡モノにチャレンジしてみました。マツコさんとうさぎさんが、お互いに言葉を尽くして、理解し合おうとしてるんだなぁ、という点が印象に残りました。あと、マツコさんがお母さんを大切に思っていて、世間への出方を慎重に考えて取り組んできたことも伝わってきました。さらっと読めますが、じっくり読み込める一冊だと思います。2016/07/19
りちゃあど
18
自分の言葉が相手に正しく伝わっていないと感じた時、丁寧に(というかしつこく?)解していこうとする二人の姿勢がとても好き。「本をたくさん読んだからって、それをただの活字の羅列にしてしまっては、ネットニュースの見出し一覧を見ただけで、何となくそれらのニュースを知った気になっているのと変わらないでしょう。きっかけがテレビだろうが本だろうがネットだろうが、その先にどう生きるのかが重要なんだと思う。」 マツコさんのこの言葉を胸に刻みつつ、これからも本を始め、メディアと向き合っていきたいと思います。2015/08/23
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