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内容説明
なぜ、治したはずの歯がすぐダメになるのか? どうして、インプラントにしたら肩こりがひどくなったのか? 粗悪な治療が横行する原因は三つある、と著者は指摘する。「歯学部の学生および歯科医の能力不足」「歯科界の閉鎖的かつ利権的な体質」「治療の質を評価しない健康保険制度」である。具体例をあげると「偏差値四〇で合格できる歯科大学が多い」「大物政治家と癒着する歯科医師会」「歯科の医療費は医科に比べて安すぎる」等々。歯科医のウラ事情を知れば、ご近所の歯医者さんで済ませよう、などと安易に思えないはず! では、いい歯医者さんと出会うためには? 「複数の患者さんから評判を聞く」「費用の説明がしっかりしている」「歯科技工士を院内に抱えている」「医師自らが発信しているメッセージから医療哲学を読み解く」等々。本書を読めば、虫歯、歯周病からインプラント、咬み合わせまで、疑問と不安がすっきり解決する。
目次
第1章 歯は心と体を支える力柱だ!
第2章 正しい根管治療を受けよう
第3章 歯医者で治る歯周病・治らない歯周病
第4章 頭痛・肩こり・腰痛は咬み合わせが原因だった
第5章 被せ物・入れ歯の正しい知識
第6章 そのインプラント、ほんとうに大丈夫?
第7章 その歯列矯正、ほんとうに大丈夫?
終章 いい歯医者を選ぼう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュリ
3
この歯医者さんは、患者さんのことを考えているということが読んでいて伝わってきた。2019/12/01
読書トーシロー
0
▼個人的には、多くの歯医者で、治療の段取りや進行状況や終わるタイミングが見えない/相談されない、ということが不満です。▼本の感想としては、良く書いてあると思います。ま、できれば、具体的に誰が(今時点では)明らかにダメなのか知りたいところです。▼あと、「考えるところがあって」アメリカの学会会員を継続しなかったそうですが、そんな奥歯に物が挟まったような言い方せずにはっきり書けばいいのに。2013/09/27
チャイ
0
なかなか面白かった。最近の歯科医師国家試験の出題傾向を見る限りだと、この本で憂慮されているような状況はだいぶ改善傾向にあるのではないかと思われるが、臨床にはよくも悪くも色んな先生がいるのでどうなんでしょう。専門用語が多すぎて、普通の方が読んで理解できるのか疑問。2013/03/03
まさきち
0
言いたいことはわかるけど,かみ合わせだけで「これも治った!」「あれも治った!」と数少ない例を強調する態度はいかがなものかと….2012/03/16
ちゆっきー
0
ふんふんと読んだが、田舎においてはこのチェックポイントは通用しないのではないだろうか。私の知っている範囲では技工士さんなんて雇ってるところはないのだけど……。かかりつけ医を探すのって大変ですね。2012/01/17