すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

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すっきりわかる! 超訳「哲学用語」事典

  • 著者名:小川仁志
  • 価格 ¥630(本体¥573)
  • PHP研究所(2011/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569676739
  • NDC分類:130.34

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内容説明

ルサンチマン、イデア、メタファー、レゾンデートル、アウフヘーベン、弁証法、記号論、形而上学、構造主義、実存主義、唯物史観……。哲学に特に興味のない人でも、こうした難解な言葉が本の中に突然出てきて頭を抱えたり、会社の会議や飲み会の席で誰かが何げなく口にして「わからないけど聞くのは恥ずかしいな……」と思ったことは一度はあるはず。そこで本書では、元サラリーマン・市役所職員という異色のキャリアを持つ“庶民派”哲学者が、日常会話でも頻繁に使われる常識的な哲学用語から、チンプンカンプンな専門用語まで一挙超訳(超訳例:「ルサンチマン=負け惜しみ」「イデア=理想像」「唯物史観=経済が歴史を動かすとする説」)。さらに、その語を用いた哲学者の思想や、その用語の関連事項等もわかりやすく解説しているので、哲学の基礎知識を楽しく学ぶこともできる。用語事典として「引いて使う」もよし、哲学の入門書として「読んで学ぶ」もよしの1冊。

目次

第1章 よく目にする&耳にする頻出用語
第2章 常識として知っておきたい用語
第3章 チンプンカンプンのカタカナ用語
第4章 入試問題でも見かける漢字系の用語
第5章 日常の用法とはちょっと意味の異なる用語
第6章 本格派向けの高度な用語

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

89
#こんな文庫本が欲しかった、超絶感謝!#章を追う度にだんだん難しくなっていくのは著者の思いやり。#3章の「チンプンカンプンのカタカナ用語」はマジでチンプンカンプンでワロタ。#「用例」があるのは用語事典ならではで、完成度の高さを感じる。#「辞典」がベストセラーになるのは稀有だと思うのですが、本書でであれば肯けます。2020/09/05

サイバーパンツ

23
めちゃくちゃ分かりやすい。割とメジャーな哲学用語を誰にでも分かるように、かつ丁寧に訳してくれている。哲学初心者が哲学に興味を持つ取っ掛かりとしてはもちろん、そこそこ読んでいる人も確認として使える。ただ、これ確かに良書だけど、哲学や思想は難解な概念も繰り返し読んで、言葉でなく感覚的に理解していくのが良いと個人的に思うので、本書に書いていることで満足せず、やっぱり原典を読んで自分なりに感じたい。2016/09/25

佐島楓

21
もっと早く出会っていれば・・・! な一冊。哲学は完全に趣味なので、入門レベルの私にはありがたい。情報の精度までわからないのが残念だが、読み物としても面白いしいつでも参照できる状態にしておこう。2012/05/22

Saiid al-Halawi

17
そんなにぶっ飛んだこと言ってるワケじゃないので、超訳って感じはしないと思う。「プシュケー」や「アウフヘーベン」なんて日常ではまず耳にしない。2014/02/25

おとん707

16
実存とか差延とか演繹とか…こういった日常使うことの稀な哲学用語を日常語に「超訳」して解説し、さらに用例を添えた事典。題名通り事典として使えるが読み物として通読することも考慮されている。こういう本は貴重なので手元に置いておくと便利。ただし「超訳」してもやはり難解なのが哲学用語。題名通り「すっきりわかる!」わけにはいかない。会話での用例もかなり不自然。あとは勉強あるのみ。著者曰く先人が築いた難解な哲学用語を伝統として使い続ける風潮が哲学界にはあるとのこと。それを何とかしようという著者の意気込みは伝わってくる。2025/03/12

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