内容説明
『長闇堂記』は奈良春日社の神職だった久保権大輔が書き遺した茶湯回想録。『茶道四祖伝書』は奈良の豪商茶人松屋の歴代が見聞きした、千利休・古田織部・細川三斎・小堀遠州の茶湯を、四つの伝書に編集したもの。ともに桃山から江戸時代初期にかけて、のちに「わび茶」とよばれる茶湯が成立していく過程をいきいきと伝えている。
目次
侘数寄から「わび茶」へ―長闇堂記・茶道四祖伝書が語ること
長闇堂記および家伝・遺誡(現代語訳 長闇堂記について)
茶道四祖伝書(抄)(利休伝書(抄)現代語訳
織部伝書(抄)現代語訳
三斎伝書(抄)現代語訳
遠州伝書(抄)現代語訳
茶道四祖伝書について)